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武士道とは 生き残ることと 見つけたり

「武士道」に異常にこだわる連中は、歴史を学び直したほうがいい。


 何が何でも、生き残る。自分は死んでも、家は残す。


 これが、武士の真意だ。真田は兄弟で敵味方に別れ、家の存続を図った。利休は死をもって、茶の湯を守った。これが本物の武士道である。


 相手のことなど、眼中にない。己の家が存続するためには、何だってする。うつけものといわれようが、禿げ鼠と揶揄されようが、耐え忍ぶ。それは、相手のためではなく、己の家のためである。


 武士の何たるかを知らずに、浅い勝手な武士道を押し付けられて喜ぶのは、言葉を知らぬ者たちだ。武家諸法度などを持ち出すものもいるが、権力者が保身のために押し付けた価値観である。


 生き残るためなら、泥水をすすろうが、足蹴にされようが、耐えるのであって、相手を尊敬しているからではない。戦では負けたら次はない。一から出直すなんてことはありえないのである。当主の切腹はお家断絶である。生き恥をさらしてまでも生き続けるのが当主の勤めだ。切腹するのは、家督を譲ってからである。

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