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夏の日の 熱に自白か 定義馬鹿
「議論」で定義を定めることと、「自己解釈」を押し付けることは違う。
自己解釈が通った時点で、結論は見えている。そして、報道番組は議論する場ではない。ましてや言葉の定義をする場でもない。情報伝達だ。つまるところ、結論有りきの議論に持ち込もうとしていると自白している。
単語には、百人いれば、百人の定義がある。それを踏まえて語る。
彼の言ってることは、やってることと真逆だ。短い単語を発信し、誤解させる。単語の第一の意味ではなく、第二、第三の意味を持って使う。SNSのような短い文のやりとりでは、多くの人間が第一の意味で捉える。そこを、第二、第三の意味があるというと、単純な相手であれば「目から鱗」状態になるわけだ。
当然、万人向けのインタビューアは第一の意味で問う。そこで、解釈が違うとやられるのである。
「石丸構文」の目的は、とにかく相手に勘違いさせて、思考を停止させる。プロの将棋のようなものである。本人は面白がっているが、ルールを知らない素人にはチンプンカンプンである。
相手の「定義」を受け入れることは、相手の「土俵に乗る」ことと同じだ。




