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どこまでも マイナごり押し 夏の陣
携帯の契約時にいくら本人確認をしても、詐欺は減らない。「買えない」という状況はいくらでも抜け道がある。「使えない」とすることが重要だ。
契約者と料金の支払い者の名義が違えば「違法」とすれば、「使えない」状況は作れる。「名義貸し」は共犯ということになる。貸した人間の罪が軽いからなくならない。共犯、ひいては詐欺グループの一員とみなされれば、自分に関わりない詐欺の罪も負うことになる。
「正しい人間」は生きやすく「不正をする人間」は生きづらいとなれば、かれらは勝手に出て行く。「不正をする人間」を入れないということは見極めが困難だ。入ってしまえば無法地帯。まるで、この国の入試制度のようだ。
商売の基本は顧客の囲い込みだ。それをさせないようにするのが行政だ。囲い込みに協力する政府は、商人とつるむ悪代官のようなものだ。




