炎天に 炎上させるも 事前運動
普段、言葉の切り張りをされて文句を言う連中に限って、他人の言葉の切り張りをする。
問題の発言が選挙の事前運動かどうか悩ましい点がそこだ。本当にそうなら好ましくない。
本人の発言に対して、
挑戦=出馬
支援=投票
と安直に結び付けられるかは疑問がある。
応援者の
勝たせる=投票
となるのは、前の発言を受けてのことという前提が必要だ。
つまり、二人の発言を都合よくくっつけて成り立つ。
多くの違反は一人の発言の中で、事前運動にひっかるもので、今回のように複数人の発言をくっつけて成り立つかは判断がむずかしいだろう。
「要約」といっても所詮切り張りだ。聞いた人の思い込みなのかどうか。政治家のよく使う「説明責任」「任命責任」なども思い込みだ。聞いた人は「義務」と思い込んでいる。責任と義務は全く異なる。
義務と異なり、責任は果たされなくても済む。責任があるから実行しなくてはいけないという物ではない。責任は権利に似ている。
「選挙に出る」と言った時点で誰も負けることは想定していない。あまり事前運動の範囲を広げてしまうと、立候補を公の場で表明しただけで、事前運動になるだろう。今回の件は、合わせ業では事前運動になるだろうが、個人を摘発することはむずかしいだろう。ましてや、応援者がやらかしただけなら共謀も成立しないだろう。
それなら、炎上させている人間も事前運動になってしまう。この場合は反投票行動の呼びかけだけど。
特定候補を有利にするのが事前運動なら、特定候補を不利にするのも事前運動だ。
個人が判断できる問題ではないが、偏った意見というのも裏がありそう。




