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懐かしき道 裏返しの看板
久しぶりのコースを散歩していると、看板の文字が裏返しになっている店があった。
「ここも閉店したのか。」
張り紙はない。すでにかなりの時間が経っているのだろう。こんなご時世だ。新しい入居者もいないに違いない。
「店主が亡くなったのか、はたまた立ち行かなくなったのか。」
若いころは、真っ先に移転が頭に浮かんだが、年をとると店主の身を心配してしまうようになった。いつも人は、相手のことも自分の尺度で考えてしまう。
久しぶりのコースを散歩していると、看板の文字が裏返しになっている店があった。
「ここも閉店したのか。」
張り紙はない。すでにかなりの時間が経っているのだろう。こんなご時世だ。新しい入居者もいないに違いない。
「店主が亡くなったのか、はたまた立ち行かなくなったのか。」
若いころは、真っ先に移転が頭に浮かんだが、年をとると店主の身を心配してしまうようになった。いつも人は、相手のことも自分の尺度で考えてしまう。
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