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炎天下 意見をノベル 匿名者

 良し悪しはともかく、他人の行為に意見を述べるの時には。匿名性が大事だ。


 実名は勿論、仕事や職種も秘匿にしておくべきだ。本人にはその気がなくても、多くの職種というのは、世間的なステータスになっている。


 医者、弁護士などは優に及ばず、場合によっては、教師、保育士といったものまで権威ととられる。どうしても、気軽な会話を楽しみたいというなら、印籠を出さずに、越後のちりめん問屋の隠居とでもいうしかない。それでも、成功者と受け止められるかもしれない。借金まみれでも「社長」と付けばねたまれる。会社員でも、大企業をイメージされるかもしれない。出てない情報を相手は勝手に都合のいいように付け足してくる。「先生」なんてその典型だろう。


 僕のような、適度に働く年金暮らしというのが一番安全かもしれないが、それでも突っ込みどころはある。


 攻撃的な意見を回避する方法は色々あるが、相手に楽しいと思わせないことだ。もっとも、相手の心理状態がわからなければ、回避策も出ない。


 無視すらも、タコ殴り状態と笑うやつもいる。意見を聞いてもらいただけの人間もいれば、気晴らしに謝罪させたいだけのやつもいる。こちらの都合や立場をおもんばかる人間ばかりではないのだ。議論する気もなく、説明を理解する気もない。そのくせ、馬鹿にされたと激怒する。あたかも、理解させられないお前が悪いとでもいうかのように。


「なるほど」「貴重なご意見ありがとうございました」

 このように言えば、逃げてるとか、何も理解してないとか言ってくる。説明を書けば、もし的確だったとしても、わざわざ別解釈を出してくる。


 そんな連中の最大の喜びは、相手の権威の失墜。権威を落とした自分のすごさに酔うことだろう。だから、昔から自由な話をしたければ、権威を隠し通すしかないだろう。

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