タワマンで 資源を掘らず 無いと言う
日本は資源の無い国だとよう言われるが、種類を限定しなければ資源は豊富にある。
まだ石炭も掘れば出るし、金だって出るだろう。しかし、誰も掘らない。設備や賃金が高く、採算があわない。採算が見合わない資源ならば大量にある国なのだ。
観光資源の乏しい地域からしたら、オーバーツーリズムはなんとも贅沢な悩みだ。リニアの通らない県からみたら、静岡はうらやましいと思う撮り鉄は多いだろう。
資源があるのに、活用できない日本の自治体。それは、誰が反対しているか見れば解る。ほとんどは一次産業の人間だ。2次産業はリニアは止まらないほうが工場を建てるには好ましい。3次は止まった方が客がくる。しかし、止まらなくてもリニアが見えるホテルなんてのも出来るし、オーバーツーリズムに悩まされることもない。
一次産業にはどっちにしろまったくメリットがない。だから、既得権益を盾に反対する。保障保障とさわぐ。二次三次産業には保障なんてほとんどない。工場で地下水が出なくなっても、旅館で温泉が出なくなっても、保障なんてされない。
どんな資源があっても、今の日本では生かすことはできない。資源を掘り起こす移民などの低賃金労働者がいないから。海外では、いつ崩れてもおかしくない鉱山で採掘されている。日本ではできない。安全管理、労災補償、居住設備、賃金。どれをとっても高額になる。
資源を誰に掘ってももらうのか。そろそろ考え時でないだろうか。




