晩秋や 不安を煽る 老後詐欺
老後が年金だけでは足りなくなるとやたら煽りがすごい。
そりゃ、稼ぎに見合った支出をしない前提だからね。今の収入に応じた支出を老後も続ける前提が間違っている。
それぞれの年代で支出は乱高下するものだ。
子供がいれば、徐々に教育費に食費など増えていく。最終的には支出が収入を超えるだろう。しかし、家を出れば支出は減る。今は忙しいから旅行も年に数回だが、老後は暇になるので旅行三昧って支出が増えとるやないか。
収入が減るのに、支出が増える生活をしようというのがそもそも間違っている。保険の範囲を超えた医療を必要とする前提もおかしい。
本来は歳を取るほど支出は減る。この前提に立てば、年金は早く貰い始めたほうがいい。しかし、それで困るの政府だ。だから、老後の資金が足らなくなるとあおる。
もうひとつは、生活保護受給者への支出を減らすために、年金の支給額を高くしたい思惑がある。
大体サラリーマンは、60歳以降収入が極端に減る。そこから年金支給開始日までどうやって食いつなぐかが最大の課題のはずだ。それなら、低賃金を年金でカバーするのが最善のはず。しかし、年金を出したくないから、退職金を運用しろとそそのかす。もし、そんなことでうまくいくなら、早めに年金をもらいつつ運用すればより月々の収入額は高くなるはずだ。
収入というのは変動が少ないほうが好ましい。後でたくさんもらえるから、今は我慢してというのは、お金の使い方が解ってない貧乏人だ。自分で運用して稼ぐなら、早めに貰って、早く運用を始めれたほうが有利だ。
冷静に考えれば、政府がいかに無茶苦茶を言っているか判断できる。しかし、多くの投資家も銀行もそんなことは教えない。政府の方針に反旗を翻せない。客が将来貧乏になろうが構わない。百人の貧乏人を相手するより、一人の金持ちを相手にするほうが成功する。商売の極意がわかっていれば、政治家や投資家がいかに嘘つきか理解できる。




