この株が 実る頃には 凍死する
かつて、10年続けば優良企業といわれた。さて、新NISAは無期限となった。長期に保有すれば利益が出るといわれているが、大抵の人は老後の資金と思っているだろう。なら30年か40年。売り時が決まっているということは、投資家にとっては市場のピークが読めるということだ。
老後が来て、さて利益が出たかなと見ると、市場は閑古鳥が鳴いている。投資をするなら、こまめに動向をみないといけない。ほったらかしでは、売り時を見逃してしまう。
一般人は景気がいいと売ろうとは思わない。景気が悪くなって、生活費の足しにと思ったら、時すでに遅し。
なので、ほったらかし投資では凍死する。
10年先の状況が融資のプロでもわからないのだ。30年先がわかるわけがない。富豪が百年、二百年先まで保持する資産とは訳が違う。老後が来たら上がっていようが下がっていようが、売らなければならない。そんな期間限定のものは、まともな投資ではない。
このまま、資金の流入が続けば、資金があまり始める。ちょうど、今の預金と同じだ。現在は資金不足だから値上がりしているだけだ。優良な投資先が満杯になれば、不良にも手を出し始める。あるいは、逆に30年後に一斉に売り始めて、資金が枯渇するかもしれない。
どんな、モデルにも欠陥はある。それが、表面化したとき慌てることがないようにすべきだ。自分が儲けを手にしようというタイミングより先に、ずるがしこい連中は動くと思って見張っておくことだ。




