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春の宵 誰が為に 金は有る

 大金を得ながら、運用しないことにアメリカ人は、不思議がるだろう。しかし、日本人なら、運用より貯蓄を選ぶことに違和感はあるまい。それは、単に社会経済構造の差だけではない。欧米社会において、自国の社会貢献として、社会に還元し、現金を流動させることがセレブの役割だ。多額の資産を持ちながらも多額の借金をする。


 どんなに優れたスポーツ選手でも、母国である他国へ資金を流す人物はヒーローではない。


 多額の資金を得た人物が、何にお金を使うのか。それは、彼がどこの国の人間として振舞うかである。日本人なら日本へ還流する。アメリカ人でありたいならアメリカに還流する。

「アメリカで稼いでいるのだからアメリカに返すべきだ。」

 そういう連中は、自分の稼いだ外貨をきちんと相手国に還元しているだろうか。残念ながら、西洋にそのような概念は歴史的に見られない。それは、かれらが地域ではなく祖国への愛が強すぎるからだ。


 確かに、自由とか博愛とかの言葉はある。しかし、それは自分たちが与えるもので、他者から与えられるものではない。常に自分が他者より優位にあることを良しとしている。しかし、アジア、アフリカなどの多くは、自分が他人より劣っていると常に劣等感を抱えている。それは劣っていることが悪ではなく、できることをやればいいという共同生活による価値観だろう。


 他者との共同生活において重要なのは他者に気持ちよく貢献してもらうことだ。


 わかんねぇだろうなあ。

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