誰のため テレビ化NG コアユーザ
コアなユーザ向けの作品は、安易にテレビ化を許諾するべきではない。
テレビ化は単なるアニメ化、ドラマ化とは違う。ただでさえ、表現方法が変われば、同一性の確保は困難になる。それを対象者がかわれば確保できなくなるのは当たり前だ。
原作者が監修として製作に加わっていても、同一にはならない。さらには対象者が異なれば、伝えるべきメッセージも変わってくる。
配信というものは視聴者の数が重要になる。もし最初の10分であきられたら、後がどんなによくても見る人は限られるだろう。コアユーザ相手出ではない、テレビ番組というものは原作とは別物であると割りきるしかない。当然コアユーザにとっては不満であろう。
物書きであれば、文字と画像では明らかに異なるとほとんどの作者が割り切っていることだろう。そのため、結末も変わる。
原作通りにという要求は、テレビ化するなということと、同じである。そこを理解していなかったとすれば、原作者は出版社の認識が甘いといわざるを得ない。
どうしても、納得がいかなければ、原作者が製作に最初から直接関わるしかない。それを他人に預けてしまった以上は、原作者にも怠慢があったと言われても仕方ないだろう。




