僕のほとけ道２

蚯蚓鳴く 逆転満塁 さようなら

　落胆の静寂の中での逆転劇。藤井八冠が誕生した。前回言ったとおりの差し回しで、永瀬王座は一分将棋になるまでは、勝機があった。しかし、これも同様に、それ以降は急転直下。前局の再来である。

　奇襲の永瀬らしく、前半は快進撃だったが、本当に最後に追い込まれてしまった。やはり、あの一敗はデーター取りだったのだろうか。二連戦とも一分将棋という弱点をさらす結果になった。もっとも、対藤井名人だからこその弱点なんだろうが。

　早くも、八大永世名人という期待もあるだろうが、個人的には群雄割拠の時代になってもらいたい。羽生七冠時代も、なるまでは騒がれたが、続いている間は世間では話題にならなかった。

　とりあえず大逆転の藤井劇場が続いていれば話題からすぐには消えることもないだろう。ちなみに学生の時だが、アマ初段は登録しているので、免状の申請をしようか。