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「止まってよ」「道空けてよ」と兵士たち

 現場の兵士たちも本心は戦いたくないだろう。


 一方は「戦車を止めて」と願っているだろうし、他方は「道を空けて」と願っているだろう。しかし、どちらも国を背負っているので引けない。


 ロシア軍の進攻を見て、まだ心が落ち着いているのは、天安門事件を知っているからだろう。中国の乱暴な戦車の動きに比べて、穏やかに見える。


 こうみると、本当に怖いのは中国のほうだ。ロシアはいずれどこかで落ち着く。北朝鮮も一線は越えない。が、中国軍はロシア軍のような統制が取れるかは疑わしい限りである。

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