僕のほとけ道２

地震大国日本 自信無い国日本

　地震大国とはいうが、日本人の同調性は自信の無さの現われだろう。

　頭でっかちの未経験。これが本性だ。だから、権威に弱い。自分の行動に否定的なことを言われると、すぐに鞍替えをする。

　間違った健康法とか栄養を無駄にする間違った調理法だとか。しかし、よく考えてみると、そんなことをどの程度求めて生活しているだろうか。

　病気にならない、休まない程度の健康。空腹を満たす食事。多くの人は、筋肉痛にならない程度の運動や、栄養より味や触感を求めて食事をしている。

「ストレス無く生きる。」

　求めているのはこれだ。ところが、世の権威は、ストレスをかけることを指導する。運動も、食事制限も、規則的な生活習慣もすべて自らの欲求に抵抗し、多大なストレスをかけて達成させるものだ。

　なぜ、こんな不自然なことにはまるのか。それは、日本人が自信がないからだ。自分の行動の正当性を自身ではなく、他者に求める。しかし、それを直すことはしない。それは、依存性があるほうが商業主義に乗せやすいからだ。

「あなたの行動は間違っている。」

　そういえば、本は売れる。正しいことは１つだが、間違い指摘は無限に積み重ねられる。中途半端な指摘が、次に指摘を生む。こうして無限の指摘連鎖が成立し、本は売れ続ける。

　政府のマイナ政策もそうだ。中途半端な政策を無限に上塗りしていく。

　この国はいつになったら、自信大国に成れるのだろうか。