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真夏の夜の夢 藤井サスペンス

 いくら藤井七冠のほうが地力が勝るといっても、昨夜は驚いた。


「絶望の眠りを覚ます毒饅頭 盤面支配で夜も眠れず」


 藤井七冠が奇跡ともいうべき逆転をした。火曜のサスペンスだ。誰もが、終わったと思った瞬間の大どんでん返し。

 一瞬にしてひっくり返して追い詰めるそれは、まさにサスペンスだった。


 以前にも書いたが、将棋はミスを誘う勝負だ。負けないことを最優先にしたら、決着が付かない。駒落ちなどは、相手のミスを誘って駒を補給するしかない。だから、将棋を始めた者にとっては、ミスを誘って勝つことが当たり前なのである。それに今回は、タイトルホルダーとして迎え撃つ立場にない。横綱相撲を取る必要も無い。


 ただ、今回のように一発逆転即決はなかなか見れない。ミステリーとサスペンス。「ミスと指す」。詰め将棋を速く解くには、どうやって後半の詰めろの形に持っていくかを考えることで前半を予想することが必要だ。最後も一分で何十手先まで読んでいるというより、どうやって最終形に誘導するかを考えているのだろう。


 羽生マジックと藤井サスペンス。どちらの謎が勝つのだろうか。



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