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春嵐 無風選挙に 桜舞う
春の嵐が吹き荒れる中での、選挙戦だったが、こちらは無風のところも多かったようだ。
無風でも、事務所では当選待ちをしているのだろうか?田舎では候補者が少なくほぼ当選と聞くが、候補者が少ないにはもっと別の原因がある気がする。土地の実力者に逆らう政党では、実質出馬できないとか、新参者は参加しにくいなどの古い村社会の暗黙の掟のようなものもありそうだ。
彼らにとっては、議員になることより、得票数が問題なのだ。そのためには、完全な無風選挙でも困るはずである。しかし、選挙がないということは0票でも当選ということになる。まあ、本人がいるので、最低でも1票はあるか。
有権者のほんの一部の支持でも当選するというのは、なんだか理不尽な気もする。しかし、当人たちは人気者投票で優劣だけはつけたいというのが本音だろう。
なので、トップ当選しそうな頭のいい候補者は、生贄を一人立てて、選挙を実施し得票数を発言力に変えようとするだろう。なので、無風じゃないといっても、民主的かどうかはわからない。




