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悪しきは 盗人を誘惑する 胡蝶蘭
ガーシーにしろ、高市にしろ、開き直り議員というのは常にいる。
しかしその説明は、強盗に
「狙われるほどの金を持っているあんたのほうが悪い。」
といわれるようなものである。
本当の悪党ならば、正しい道をきちんとわかったうえで、外れたことをする。しかし、彼らは己の無知を恥じることなく、道なき道を突っ走る。そんなことしても、誰も共感することはないのに。
おおむね、己の野心のために、他者を犠牲にする。天に唾なら拭けばいいが、天に弓を引いて落ちてくる矢にあたふたしているのは何とも滑稽だ。
本気で中から変えるというなら、中で力を持たねばならない。そのためには個人の信念や理念は関係ない。例え罪人となっても、悪を根絶する。そのくらいの覚悟が必要だ。
有名作家がこんなことを言えば狙われるが、無名の地方の一老人が言ったところで、危険は及ばないあろう。が、その一人すら声を上げなくなったら終わりだ。




