春空に 舞いしゴミに ぼろを出し
領空侵犯をした物体を、気球だのICBMだのかっこいい名称でなく、ゴミと呼べばプライドの高い中国や北朝鮮は本当の正体を言うかもしれない。
空母も、ボロ舟とかいえば、空母だとか戦艦だとか見栄を張るかもしれない。
本当のことを突きつければ、ごまかそうとするのが人情だ。でたらめで相手を貶める表現なら、反発して見栄を張る。
もし、言い返さなければ、ゴミ扱いで世界の笑いものになるだけだ。
外交は駆け引きだ。基本は相手に自滅させることだ。日本のように、おだてて好条件を引き出せるものではない。むしろ尻尾を振っている犬のように見られてしまう。
笑いものになりたくなければ、本当のことを言え。これが交渉を優位に進めるコツだ。犯人がべらべらしゃべってしまうのも、情による泣き落としではない。かっこ悪いイメージ付けを嫌うからだ。自分のかっこよさをアピールしようとして、裏目に出る。
「度素人のように、いわれるままに動いていたんだな。」
といわれれば、
「俺が命令して動かしていたんだ。」
といいたくなる。
人間というのは、嘘で品位を傷つけられると、つい本当のことをいいたくなって、抑えられなくなるものだ。ましてや、悪事を働く連中は、見栄の塊だ。
 




