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アク捕りて 一味に涙 鍋奉行
梅雨入りして急に涼しくなった。こんな日には鍋が恋しい。ロシア人は口ではウクライナ人を同族といっているが、前線では人と思ってないようだ。それが、個人の真意なのか周囲の目を気にしてなのかはわからないが、どんな悪人でもその生い立ちには涙する逸話があるものである。しかし、戦争の敵にはそのようなものはない。その視線は無知の獣を見るようだ。相手を人として見れなくなったとき、人はいかに残虐かが伺える。
我も人、敵も人。そう考えなければ、公平な裁きなどできない。




