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知る春と 知らぬ春の差 如何ばかり

 悪い事と、知っていてやっている人間と、知らずにやっている人間にどれほどの違いがあるというのだろうか。


 法律上の解釈では、雲泥の差がある。しかし、実際に被害にあった人間からすれば、動機よりも結果が全てだ。


 観光船沈没の社長は、何も知らないで、事業を行なった。もし彼に必要な知識があったら、今回の事故は軽くなっただろうか。おそらく、何も変わらないだろう。今回の件は知識の問題ではない。性格だ。利益優先で、船も命も全てお金で考えている。事故があっても、保険で儲かればいい。


 儲からない投資は行なわない。一社しかやってないから客は選びようが無いだろう。そんな打算しか持ち合わせていない人間には、どんな知識も無用の長物となる。監督官庁からの指導を免れるために色々と裏では行なっているだろうことも想像に難くない。


 あんな小さな一社が例外とは思えない。悪事を企てるには知識がいる。それにしては何も知らない。もっと巨大な集団が暗躍しているだろう。そのノウハウをどこからか仕入れて見様見真似で行なった結果の暴走だろう。

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