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カッコウを 信じるものは 巣食われる
カッコウは己の子を別の鳥に育てさせる。そのために、雛は他の卵を全て落としてしまう。カッコウは巣をのっとるのだ。
自分の格好を気にして、政府の主張だけを信じていたら、やがて自分の巣である国がなくなってしまう。
これは、ロシア自身も同じだ。プーチンは今や巣の中で真っ先に孵ったカッコウの雛である。彼をわが子と信じ育て続けるのはロシアの国民の判断だ。
トランプを妄信するアメリカ人を見て馬鹿だと笑うなら、プーチンを妄信することも愚かだと悟るべきだ。
人は、えてして他人の行動には否定的で、己の行動には正当性を見出そうとする。なぜ街が破壊されてるかが重要ではない。街が破壊されているという事実が重要だ。周囲の人間は、まずは、誰が破壊しているかではなく、破壊そのものを止める方法を考えるといい。
今こそ大岡越前の三方一両損のときではないだろうか。真実がわからない以上、誰が得をするかではなく、皆が少しずつ損をすることだ。すべての清算は、真実が明らかになってからでも遅くはないだろう。




