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世界的犯罪 魔術

初めて小説を書いているので、おかしなところがたくさんあると思いますが、読んでくれると嬉しいです!


1, 世界的犯罪 魔術


 薄暗い夜の中、一人の男が住宅街を走りぬけている。この男の名前はルイス・ヘンリー、何を隠そう凶悪な犯罪者である。そして、その男を追いかける者が二人、その者たちの片手には拳銃があった。そして、ルイスはその二人から逃げながらも口を開く。

「おいおい、そんな危ないものなんか持って。俺を殺す気かよ?」

「当たり前だ、お前は世界的犯罪を犯しているんだぞ!。俺にはお前を殺す権利がある」

拳銃を持った二人組の一人、宮代鏡司みやじろ きょうじは怒鳴り口調で、銃ををかざしながらこう返した。

「鏡司さん!今ここで銃を撃つのはやばいっすよ、こんなとこで発砲音なんてしたら、めっちゃ大きな騒動になりますよ」

しかし、その隣にいるいわゆる鏡司の後輩的立場に当たる男は、怯えた声でどうにかして鏡司をなだめようとしている。

「そーゆーこと。ここにいる限りあんたらの持っているその危ないおもちゃは使えない。さて、あんたらの言うところの世界的犯罪者であるこの俺を、どうやって殺す気だ?」

バン!!

住宅街に銃声が鳴り響いた。

「嘘でしょ・・・、先輩」

「言っておくがな、俺にそんなことは関係ない。それにな、こいつをここで逃がした方が、後々の民間人への被害が大きいに決まっているだろ」

「そうかもしれませんが、ルールがあるじゃないですか!」

「おい、お前にとっては人の命よりも、国が勝手に決めたルールとやらが大事ならそこで黙って見てろ。今お前と正義の話し合いをしている時間はない」

鏡司が放った銃弾を (身体強化) によって避けたルイスは、二人の会話に割り込んで話を始める。

「まじかよ、お前いかれてるよ。普通こんな住宅街で銃弾ぶっぱなすかよ。」

「そのおかしな身体能力も魔術ってやつだろ。また犯罪を犯すとは、更生の余地すらないな。今すぐ死ね!」

鏡司は続けて銃弾を4発撃った。しかし、身体強化の効力はすさまじく軽々しく4発の銃弾は避けられた。

「無理無理、そもそもそんなガラクタじゃ俺には傷すら付けられないっての。でもちょっとウザイな。仕方ねえ、ご所望の魔術を見せてやるよ!」

「なんだと?!」

そういうとルイスは手を合わせ空中に魔法陣を作った。

「3級魔術 風弾!」

そう叫ぶと、魔法陣から球体の空気の塊のようなものが出現し鏡司を、近くで放心していた後輩諸共吹き飛ばした。

「悪いな、まあ死にはしないだろ。お勤めご苦労さん。」

バン!

「まだ意識があったのか、生身の人間が初見でこれを受けきれるとは思えないんだけど・・・そうか、経験があったか。」

「チッ、最高のタイミングだと思ったんだが、よけられたか。せっかくわざわざ一発弾を残しておいたってのに。」

渾身の1発さえ避けられてしまった鏡司には、もう勝ち筋がなかった。しかしそれでもいいと言わんばかりに、鏡司は話を続ける。

「だが、これではっきりしたな犯罪者。」

「なんだ?何を言っている。」

「分からないなら教えてやるよ。やっぱり魔術ってものは何かを破壊するためにあるものなんだ。こんなものこの世界にいらない、こんなものがあるから何も悪くない人々が殺されるんだ。早くこの世から消えろ、お前も早くくたばれよこの犯罪者が。」

ルイスは勢いよく地面をけり、ひどい形相で鏡司の方へ向かっていった。

その瞬間鏡司は、ルイスに向かって持っていたナイフを振り切った。これ以上ないほどの最高のタイミングだ。

 しかし、致命傷を与えるあと少しのところで、ルイスの (感覚強化) により体が勝手にナイフを避けた。

  為すすべを失った鏡司はルイスの大きく振りかぶった強烈な腹パンをくらい、ついに意識が薄れていった。。

「何も、知らないくせに魔術を勝手に語るんじゃねえよ!俺に人殺しの趣味はないから、生かしておいてやるが次はないからな。俺の名はルイス・ヘンリー。いずれ世界最強の魔術師になる男だ、覚えとけ。」

そう言い残したルイスは、(2級魔術 ウィンドウスカイ)を使ってその場を去っていった。


まだ始まったばかりのこの物語、これからどんどん面白くなっていくのでぜひご愛読お願いします!

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