死人? 第1話 ただの導入だよ
扉を叩く音がする。
........誰か来たのか?
めんどくちゃい、行かんでもええやろ。
ドンドン音がする。正直うるさーい。
けどまぁうん、人と関わるよかマシやでな。
って放ってたら.........
バァン!っていう音が聞こえた。
え?もしかしてドア死んだ?
我のお家のドアとうとうご臨終なさった?
「貴様がアスナロだな?」
なんか、凄いキラッキラした装備の可愛らしい子来たんだけど?もしかして告白でもされるのかしら、楽しみ。
「国家の命令により貴様を殺す」
うん違ったねぇ!なんかすっげぇ物騒なこと言ってるよこの子!どうした?生理?生理なのか?
「うんちょっと待とうか?」
「問答無用!!!」
あぁこれはダメそうっすねぇ!うーんさようなら人生。私突然うちのドア始末したよく分からん派手な鎧の女の子に殺されます。
割と善行を積んできたような気がするので出来たら天国に突き落としていただけると幸いです。
女の子の剣は俺の首を見事に捉え、一瞬で首が飛ぶ。
「噂で聞いたものと違う気がするが、とりあえずは任務完了か」
静かに血飛沫が飛び散る部屋を後にしようとすると....
「おい、そこの常識ない系高飛車手派手系女戦士待たんかい!」
と、声が聞こえる。
女が振り向くとそこには、自分の首を掴んでる首吹っ飛ばされた後の俺がいる。
「な、何故、生きている!?」
おぉ、戸惑ってる戸惑ってる!そこにいる今これ読んでる君らも騙されただろう!たまに少しだけ一人称視点がある物語の起点作るモブだと思ってただろw
残念!私が主人公だ!
とまぁ、メタ話はこの辺にして、
「なんでかって?はははははははは!!!!俺にも分からん!」
こういうと女はキョトンとしていた。
「まぁ今んとこわかってるのは俺が不死だから殺しても意味ないよー!ってことぐらい?」
「不死だと!?そんなことがある訳...」
え?この状態でまだ疑われんの?
「さっきの称号に現実逃避追加しちゃう?人間型のやつの首飛んでて不死疑わないならいつ不死を疑うん?」
「......」
黙り込んじゃったよ、俺コミュ症なんだからなにか喋ってくれないと困るよォ。
「ほんじゃまぁとりあえず?俺としては修復がだるい首切られて激おこなわけですけど?」
「ひっ!」
女はビクッとしてる。うーむ俺は怯えている女の子の趣味は無いんだよねぇ。
え?俺の状態?首を左脇に抱えて半裸で踊りながら女に近づいておりますが?なにか?
「とりあえず首戻すの待ってくんない?」
えーと確かこの辺に....あったわ。
首と頭繋いで注射器でプスっと刺せば。
はい、何故か元どうり!(原理分かってないんだけどね!)
「んんっと、とりあえず状況説明をお願いしたいんだけども?」