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強制ハーレムの世界  作者: 紫藤 霞
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さて

学校に無事に入学できたのだから次にすることは男子会だ。

男子全員が一箇所に集まって色々な事を相談する場所である

その実、基本的にはお菓子持ってきてジュース飲んで雑談するだけであるが

私が忍び込んだ時にも集まっていたので皆私の知る顔ばかりであった


「改めまして。今年入学した「近衛 京谷」です。去年はお世話になりました」


その言葉に首をかしげる同級生の男子たち。

私が此処に忍び込んだのを知らないからだ。

なのでその経緯を説明すると当然驚かれた


「なんというか、無茶するね君も」

「私にとっては死活問題だったので」

「だからと言ってボディガードまで振り切ってくるなんて」

「いや、行動制限掛かっているから駄目って言われそうだったから」


そう、中学校まではボディガードが居たとしても行動制限が掛かっており果たして此処に期待といって来れたかは微妙なラインであった。

だからこそ忍び込んだのであるが


「その事で僕たちも驚いたからね。それじゃぁ自己紹介しようか」

「なら最年長の私からだな。三年の「石垣いしがき 孝明たかあき」と言う。よろしく頼む」

「同じく三年の「飯田いいだ 義信よしのぶ」孝明とは小学校から一緒でね。意外と長い付き合いなんだよ」

「二年「熊谷くまがや あつし」気軽に先輩と読んで良いよ」

「同じく二年の「臼井うすい 慶介けいすけ」この中だと一番嫁さん貰っているかな?」

「そして僕が二年の「山田やまだ 安土あづち」この中だと司会進行役をやってるよ」


こうして二・三年の自己紹介が終わる。

そして一年の方に回って


「今年入学した「中野なかの 康人やすひと」です。臼井先輩が一番お嫁が多いって何かあったんですか?」

「俺も気になります。あ、俺は「小田原 ルカ(おだわら るか)」です。ルカはカタカナなので宜しくお願いします」


一年生の自己紹介も終わり、先ほどの臼井先輩の言葉が気になる。

何で一番嫁を貰っているのだろうか?


「僕は今年で四人目の奥さんを貰ったからね。ほかの人よりも多い筈だよ」

「其れって良いんですか?確か学年が上がるごとに一人だったかと思いますが」


学年が一つ上がるごとに一人の嫁を貰う。

これが規則だったと覚えているのだが?


「うん、その事だけど其れよりも下回ることは有ってはいけないけど上回る分には何の問題も無いんだよ」


臼井先輩いわく

学校としては一人でも多くの人(女子)と接触して多くの人と結婚して欲しいらしい。

で、件の臼井先輩は女子クラスに出向いて二人嫁を見つけてきたのだと言う

なんとも豪快な方である。

そうだ、こういうことを聞いて良いのかしら無いけれども聞いてみたいことがあった。


「ふむ、近衛君は何が聞きたいというのかね?」

「クラスメートの基準ですかね?私は年上が好みなので30位の女性でお願いしますといったら断られました」

「いや、まぁそれはそうだろうね」


苦笑いを浮かべる先輩たち。

良いではないか、30代の女性。

好きなんだから


「成程、だから君のクラスだけ編成が違う学年なんだね。勉強の方はさすがについていけないんじゃないかな?」

「その辺りはまぁ自称天才を名乗っているので問題は無いです」

「自称天才なんだ」

「自称天才です」


元の世界で覚えている事、この世界で覚える事など様々あったが中学の女生徒達から逃げる意味合いもこめて勉学に打ち込んだからなぁ

気が付いたら普通に学年トップの学力であった。

基の世界では考えられないスペックの高さである


「確か、社会の歴史をのぞいて入試試験満点を取ったものが居ると言っていたがそうか、君の事か」


歴史については以前の世界の事を覚えているのもありその差異を間違えてしまいやすい。

基本暗記ものだから覚えられなくは無いのだけれどどっちの名前がこの世界で覚えた名前か忘れることがある。

一番有名な所で言えば

元の世界の織田信長。

此方では織田信長と来て「おだのぶ」と読む位微妙に差異があるのである。ついでに女性だった

そういうケアレスミスから歴史は満点取れなかったみたいだった。

それ以外は元の世界と同じであったから問題なしと言う結果でしたとさ


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