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強制ハーレムの世界  作者: 紫藤 霞
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さて、そんな感じで始まった結さんの愚痴

主な要因が私と香苗さんなので手を出すわけにもいかず野田先生に丸投げ。

その間に孤児院の中を見て回る。

良くある物語とかだとこういった施設はぼろぼろなのが定番だけど此処はそうでもない。

適度に綺麗で、適度にぼろい。

なんというか限界集落の学校、と言った方が分かりやすいだろうか?

手入れがされていて、人が住んでいるからこそ綺麗なのであってそれ以外はきれいではない、という感じである。

さてさて、こういうのを探索しているとやっぱり男子、男が珍しいのか孤児院の子供たちも出てくる。

遊ぼ~遊ぼ~という声に後ろ髪を引かれながら色々と見て回る。

やはり、ぼろぼろではないにしろ地味にお金が回ってないのだろうか?という所が幾つか散見できた。

なので後は先生に話しを聞くだけかな?と思って戻ってきた物の


「あれま、結さんの愚痴まだ続いているんですね」

「そうね、無理させすぎたかしら?」

「そう思っても辞められないですからねぇ、習慣的な事は」

「えぇ、習慣になってしまっているものね」


ということなので結さん南~無~

さて、と。

この面子でお金に厳しく意見できる人って居るのかしら?


「私のぉ~、出番ねぇ~」

「出番ですか」

「そうよぉ、経営手腕なら任せてぇ」


ぐっと力瘤を作ってみせる里美さん

無論、細腕なので力瘤はできて居ないが

なら、ちょっとご相談。

あれ?

そういえば美咲さんは?


「あっちで子供の世話しているわね」

「妹のような物だからでしょうね」


そういうものかぁ。

最近美咲さんと話をあんまりしていない気がする。

今度二人で食事とか良ければ、いや無理か。

まぁ、自宅でできる何かをしよう。


そんでは改めて。


「この孤児院、というより孤児院ってこういう感じが多いのでしょうかね?」

「それはどういった意味合いかしら?」

「予想していたより多少ぼろい所が散見できたので」

「そうねぇ、此処は他よりも人が多いからそう見えるのかも知れないわねぇ~」


ん、そうなのか?

人が多ければその分国からお金もらえるとかはないのかな?


「場所によってよりけり、よぉ~。此処はそこそこもらっているみたいだけど足りない様子よねぇ~」

「京谷はその事をしってどうしたいの?」

「え?野田さんの家でもあるわけだし、ご両親の家ならどうにかしたいかなぁと」

「成程ぉ~」


んん~、という声が聞こえる。

たぶん、里美さんの頭の中で今凄まじく色々な事が駆け巡っているのであろう。

其れを何も言わずにまつ私と香苗さん。

ようやく口を開いたのはそれなりに時間がたってから


「どうにか出来なくはないけど、やる必要性があるかしらぁ?」

「ほむ。出来なくはないのですか」

「私の持っているお金を少し回せば良いだけだものぉ。でも本当に必要な事かしらぁ?」

「微妙なラインですね。先生さんにその辺りの話しが聞ければと思っているんですが」


素直に、弱音の一つ出してくれるかしら?

そんな事を言おうとした所背後から美咲さんが現れる。

子供の相手がひと段落したそうだ。

なら美咲さんに聞いてみよう


「何かあったの?」

「実はですな」


かくかくしかじかまぁるいお話っと


「う~ん、これが普通だから特に困ったことはないかな?」

「援助とかいらない感じですかね?」

「そうねぇ、先生に聞いてみてかなぁ」


最終的にはやっぱりそうなるか。

でも、普通だから何もしない、と言うのとは違う気がする。

私がやりたいからやるのだ。

問題は、其れに対して嫁たちにも責任が付いて回るという事だ。


「あらぁ?私達の心配なのぉ?」

「そりゃそうですよ、嫁さんになる人なのですから」


そこを、間違えてはいけない

私だけの責任でいい案件ならとっくに動いている。

お金の問題

責任の問題

この二つが密接に絡むからこそ、皆に相談し無いといけないわけで。

私だけに責任がくるなら

動かせるお金があるなら一人で解決しているし


「そういう時は頼りなさい、京谷」

「そうですよ、京谷さん」


ダブル攻撃である。

口撃ではない

攻撃である。

香苗さんと顔真っ赤にした美咲さんの大きな胸で左右の腕が捕まえられてしまう

柔らかいなぁ、なんてことを思いながら


「それで里美さん、個人的にはどうにかしたいのですが」

「そうねぇ~。それならこういうのはどうかしらぁ?」


里美さんの案を聞く。

かなりいい感じであるし、野田先生説得出来そうでもある。

後は私の意志一つ、なんていわれてしまえば


「無論、やります」

「それじゃぁ、野田さんに話を聞きましょうぅかぁ~」


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