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強制ハーレムの世界  作者: 紫藤 霞
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案の定、ボディーガードと母親にこっ酷く叱られました、まる。

母親に関していえば私を見たとたんどっと泣き出してしまう始末。

男子児童の誘拐が多いとは聞いていたがそこまで気にする物か?と思う

思うが、高校で有った人たちを思い出せば成程、男子ならそれだけで構わないと言う現代日本とは比べ物にならない凶悪な女性の性犯罪者が居るそうだ

いやはや、参った参った。

相談できる人が居ない。

こういう問題で一番信用のおけるのは両親だが母親は基本的に手放したくは無い派なので意見を貰えず

ならばボディーガードや勉強を教わっている教師かと言われるとそこも信用はできても信頼をするにはいまいちな人たちなので除外。

同じくクラスメートもあわよくば自分が嫁となって悠々自適なせ生活がおくれると思っているのでさらに除外

こうしてみると相談できる人が居ない。

いやはや、これは困ったな

子供相談所とか無いかね?

と言う事を母親に尋ねた。

そうそう、ちなみに父親は居ない。

精子提供を受けて生まれた子供の私は父親の顔も知らない。

なので父親に相談する事もできないでいるのであった


「う~ん、どうしても、どうしてもママには相談出来ない事なの?」

「だって母さん、私が高校入学するのも嫌なんでしょう?」

「当たり前よ!誰が好き好んで私のいとしい京谷を送り出さないといけないのよ!」


これである。

遅くなって申し訳ない。

私の名前は「近衛このえ 京谷きょうや

中学3年で来年高校生になる人物である。

目の前の母親は「近衛このえ 美香みか」息子のためならなんでもする母親である。

この年になって一緒の風呂にも入るのだから、少々困る。

そんな母親の手から離れて寮に暮らすのを嫌がっている母親に親身になって相談に乗って貰える訳も無いので


「役所に言って色々と申請手続きと其れに伴う物を聞きに行こう。母さんだと駄目」

「うぅ、息子はこうして親離れしていくのね」

「真壁さん、そう言う事だから車お願い。どのくらいで役所までいけそう?」

「今は車のすいている時間なのでそれほど掛からないかと。ただ、役所に行く前に電話をすることをお勧めしますが」

「何故に?」


真壁まかべ」さん。

ボディーガードの人。

信用は出来るけど信頼は出来ないと言ったうちの一人。

この人たまに、目が怖いときがある。

薄着で居る時とか良息荒いし。

多分潜在的なショタコン。

表面上は取り繕っているし基本的には良い人だけどそういう面が見えているから信頼できない。

ボディーガードとしては信用できるんだけどね。

家庭教師も同じ理由。


普通はそういう人たちは面接とかで弾かれる筈だからよっぽど巧妙に猫を被っていると言うか隠れているんだと思う。

まぁ、信用する事は出来るので良いんだけれども


「役所、特に今回の件はかなり問題性の高い物です。女性に囲まれるのが目に見えております」

「そうよ、だから行くのをやめましょう!」

「母さんは黙ってて。其れってどの程度の規模で?」

「最低でもそうですね、アイドルグループが街中でライブをしたときに来る人と同じ程度は考えて頂かないと」


なんと。そこまでか

と言う事で役所に言ってまたわーきゃー言われるのもいやなんで担当部署に先に連絡したら区長自ら対応してくれると言う事になった。

区長自ら

色々突っ込みたいけど、そこまで男性に飢えている人が、多いんだろうなぁ~。

普通に行くだけではだめなのが良くわかる

こういうところは本当、信用に値するんだけどなぁ~


で、区長とごた~いめ~ん


「初めまして、区長の渡辺わたなべよ。高校制度についての悩みと聞いたけれど?」

「えぇ、取り合えず二人きりで話せる場所が欲しいんですが」


隣に居る母親がそれはだめとか言っているが無視。

どうしても手元に起きたい母親の前では聞けないことが多すぎるからだ。

意図を汲んでくれたのか、母親とボディーガード達も部屋の外に出て広すぎる部屋に二人きりになる。


「それで、何が聞きたいのかしら?」

「高校生に直接聞いてきたので単刀直入に聞きます。今のところ嫁にしたい人が居ません。どうにかなりませんか?」


う~んと頭を捻る区長。

この世界の男性のみならず女性も軒並み美人ぞろいだから区長のこういう悩ましい顔も絵になるなぁと思いながら返答を待つことにした。

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