市場へ
この世界のルール
1武器を買うにはある程度レベルが高くなくてはいけないのに加え、この世界のお金
リベース(1リベース100円)が必要。
2敵の情報や、仲間の位置情報を知るには情報屋のアルゴンに聞くのが最適
だが、ここでもリベースが必要。
(リベースは情報の価値によって異なる)
3友達を作る際はフレンド契約を行い、契約を行った後に相手を倒すことは
死を意味することになる。
(僕にはこの心配はない。)
僕はアルゴンから買った情報、リンゴを風呂で食べるとパワーアップ!
と言う事で僕、隆也は市場にリンゴを買いに歩いていた。
まだ森の中で敵はたくさんいるが僕のレベルだと一撃で倒せるのばかりだ。
「ふっふっふっ。お前は隆也か。成敗。」
相手は僕のふところめがけて剣を振り上げる。
それを華麗にかわすと相手のがら空きの背後に回り込み技を発動
「リクネージュ発動。ハ――――。」
そのとたん隆也の目の前に大きな竜巻が現れて敵のもとへ。
「な、なんだこれは……。」
明らかに敵は動揺し額に汗をかいている。
「ふ、おろかな。」
フフフ。
こういうセリフ、この世界に来る前に見て一度行ってみたかったんだよ~。
「あー――。クソッ。次は負けない。」
「フフフ。何度やっても同じさ。」
竜巻に巻き込まれる敵をバックに立ち去る。
メチャかっこよくね。僕。
ん~?でも僕だと気分でないな。
メチャかっこよくね。俺。
うん。きまったドヤ。
すいません。自画自賛です。
一話では言わなかったけど、ぼ……俺、アニオタです。
だからさ、憧れるんだよ。
べ、別に隠してたわけじゃない……けど……
まっ、それはともかくとりあえず市場へGo!ニヤッ
は、話をそらしたわけではない。
市場にリンゴを食べてパワーアップするために少々急いでいて……
そういうわけで俺はレベルアップのために市場へ……。
タッタターターターターターター♪
俺……ドラクエ……好きで……こういうの憧れてた……。
引くな。
いいだろ。一応、男だし……。
っとくだらない話をしている間に市場に付いたみたいだな。
早速リンゴを食べてレベルアップといくか。
と、俺は八百屋のおっちゃんにリンゴを一つたのんだ。
「おっちゃん。リンゴ一つ。」
「はいよ。今真っ赤でおいしいリンゴが入ったんだよ。」
「おっ。」
「じゃあ、1リベースだよ。」
「ん。ありがとう。」
「また来いよ~。」
のん気そうなおっちゃんの声に微笑んで次は風呂へ向かう。
風呂……というと宿か……。
まだ疲れてもないが、レベルアップのために宿へ向かうことにした。