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アニー  作者: 玲於奈
5/5

きんにく こうえん

なし

きんにく公園。


なぜか、その公園は

そういう名前で

呼ばれていた。


近所の保育園に

預けられていた


保育園時代も

曜日をふりわけて

金曜日には

その公園に午前の散歩で

来たような思いでがある。


金曜日にくるから

きんにく公園。


幼児だったから

きんようって

言えなかったのかもしれない。


アニメのキャラクターから

由来があるとか。


公園に

似合わずボディビルトレーニングの

ような遊具があるからとか。


いろいろな

話があったが


ともあれ

みんなは、きんにく公園と

呼んでいた。


そして、

その日。


珍しく

スーツのおじさんが

ベンチに腰をかけて

煙草をくわえながら

新聞を読んでいた。


今の今まで

そんなところに

午後の3時に

新聞を読んでいる

大人を下校の時に

見かけたことは

なかった。


おじさんは

ときどき向かいのマンションを

見ていた。


なにかある。


しかし

今は何かあるのは

こちらだ。



ぼくは、その公園に

連れてこられた。




ぼくと同じように

奴らは

大人が公園にいることに

驚いたようだが


それでひるむことはなく


私に呪いのことばを

かけ続けた。





なし

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