表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/55

人面魚、海へ行く①

203号室の皆さんに投稿していた

「学校に住む人面魚」のお話を

読まないと難しいお話です


登場人物?いや、登場魚(さかな)

語尾に『〜』が付く鯉、鯉子

普通の話し方をする鯉、鯉未 の2匹


「人面魚、海へ行く」編のお話は

前3話の予定です

人間の世界では今、夏休みと呼ばれる時期に紅坂(あかさか)高校の池にいる人面魚の鯉子と鯉未は海に行こうと計画を立てていた。


「まずは、この池にある抜け道を通って、川に出ましょう。そうしたら、秋田県の方角に向かってただひたすらに泳ぐのよ」

「海に行く前に秋田に寄っていくのね」


鯉子は頬を赤らめながら、抜け道となる穴を見つめた。


「そうと決まれば、善は急げよ」

「了解〜」


まず最初に、鯉子がするすると、抜け道の穴へと入って行った。そして次は鯉未が穴にはいる番だが。


「ふんっ!」

「どうしたの〜?」


どうやら、抜け道の穴と鯉未の体の大きさが合わないようで、中々入らない。


「入れ、入れ」

「鯉未、太った〜?」

「違う、それは絶対に違うから」


否定しても体は正直で、抜け道の穴に鯉未の大きな体に付いている肉が邪魔をして行けないのだ。一先ず、入り口から離れると中から鯉子が現れた。


「私が、後ろから押すね〜。そうしたら鯉未は、この穴を通ることが出来るでしょう〜」

「お願いするわ」


こうして、約1時間が経ち、やっと2匹は抜け道の穴を通る事が出来たのだった。そして、穴を抜けると綺麗な川に出た。


「ふぅ〜川に到着〜」

「痩せないと」

「鯉未は今のままが可愛いよ〜」

「聞いていたの⁉︎」

「聞こえたからね〜」


こんなやり取りをしながら、鯉子と鯉未は秋田県のある方角に向かって泳いで行ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ