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探偵、飛頭蛮②

お昼休み、メリー先輩とお昼ご飯食べていました。私は、自家製のあんまんと肉まんと、もやし炒めが入った肉まんを食べています。そして、メリー先輩は、手作りのお弁当、玉子焼きを少し分けてもらいました。とても美味しかったです。


「私、転職しようかな?」

「それは、他の部署に行くということですか?」


いぬがみコーポレーションは1から130まで部署があり、私たちが働く部署は少数精鋭で切り盛りするとても大事な部署です。そして、その全てを統括するのは、偉大なるいぬがみ様。


「ううん、他の部署に移動するんじゃなくて、違う職に就こうか考えてるの」

「えっ!」


思わず、食べかけの肉まんを落としかけてしまいましたよ。もしかして、小豆洗い先輩が原因かな。


「雑用ばかり任されて、小豆洗いには冷たい態度を取られるし、同期の猫又からは無駄に仕事量を増やされたり、やっぱり、私って嫌われているのかな」

「違いますっ!雑用ばかり任されるのは、メリー先輩がちゃんと仕事が出来るからです。それに小豆洗い先輩の冷たい態度は」

「冷たい態度は?」


そこを私が言ってしまったら、お終いです。ここはやはり、小豆洗い先輩に頑張ってもらうしかない。


「と、とにかく、私はメリー先輩のことを尊敬しています。それに、仕事のやり方だって分かりやすく丁寧に教えて下さったり、細かいところにも気付ける気配りお姉さんだったり、そういうところが大好きです!」

「改めて言われると…照れるわ」

「だから、転職とか寂しいこと言わないで下さい」


私も心の底から、メリー先輩には転職して欲しくない。それに、今、転職したら小豆洗い先輩の恋事情はどうなるんですか!


メリー先輩が転職しないようにフォローしながら、蓮さんからのお願いも受けつつ、小豆洗い先輩の恋事情も何とかしましょう。


社内の雰囲気が乱れたら、仕事にも影響はありますし、何より、いぬがみコーポレーションの売り上げが落ちてしまったら、いぬがみ様に申し訳ない。それに、いぬがみ様にお仕事を頂いた恩を返そうと決めた身。頂いた恩を返せないだなんて、そんなのは絶対ダメです。いぬがみ様のためにも、私は今日も頑張りますよ!

いぬがみのために頑張る飛頭蛮



次の探偵、飛頭蛮③で

『探偵、飛頭蛮』編は終わりますが


これからも、アニメ好きの飛頭蛮は出てきますよ

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