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戦闘!

「ブルース、殺れ・・・・・・」


一方こちらは勇者団御一行様、古代遺跡に近い茂みに隠れています。

ブルースはブロントの命令をはいはいと聞き入れて矢の先を紫色の液体に浸した。毒薬というやつだ。ブルースは何本かを毒薬に浸した後木の上に登りそこから矢を放った。矢は宙を滑るように走りキラースネークを貫いた。蛇は数秒もがいた後息絶え、動かなくなった。尤もキラースネーク相手に毒薬など不要なのだがブロントは念のためだ・・・・・と言っている。


敵襲に気がついた愚かな蛇達は獲物を仕留めようと木に向かって進軍してきた。

遠くの敵はブルースによって射抜かれ数が減る、例え木の下に

来る事がが出来てもブロント達によって無残な姿になる。


ちなみに防御力が低い妖精族は前線に出るということは無いのだ。

自分達が一番大事だと言うことだろう・・・・・


* * *


「我こそはスネイルなり〜〜!!」

その言葉を言い終わらない内にスネイルとかいう可哀想なキラースネークは

ブルースに撃ち抜かれた。しかし、その後ろからはスネールだとか

スネーイルだとかスネタとかスネルが―――全部キラースネークだが―――次から

次へとブロント達の方へ突進してくる・・・・名前を言ってから攻撃するより

無言のまま攻撃した方が良いという事が解らないのか?


辺り一面白と紅に染まったとき、ようやくキラースネークにも知恵が付いたようだ。

「皆!突進したらだめなのさ!!遺跡の守りを固めるのさ!!」

・・・・それが普通だと思うが―――そんな言葉がブロントの脳裏を過ぎった―――

かもしれない。


古代遺跡の北入り口付近―――ちなみに古代遺跡には東西南北に各一か所ずつ

入り口があります、とはテミ談だ―――は、かなりの数のキラースネークで覆われた。


「・・・・すでに三百匹は死んでいるのにまだあんなに居やがる・・・・ッ!!」

「しかも入り口が完全に封鎖されてる・・・・しかも外壁の上の通路は

キラースネークがうようよ居るし・・・・どうするのよブロント〜」


そう言いながらもブルースとマゼンダは遠距離から炎と矢の雨嵐を降らせている。

だが、ブルースの弓筒は既に空になりかかっているし、マゼンダは炎の書の呪文を

読み上げるのに舌をかみながらだし・・・・・だが、一向にキラースネークの数は減らない。

頻繁にキラースネークが光っているので、多分妖精が回復しているのだろう。


だが、他の者はうかつには近づけない。何しろ炎と矢の

雨嵐だし、キラースネークが飛びかかってくる可能性も・・・・・


「マゼンダ、壁を魔法でぶち抜け」

「無理よ。だって上級魔法は呪文が長いから絶対に舌かむから」

ブロントが言葉を言い終わってから0.1秒も時間がたったは解らないが、

それぐらい早くにマゼンダが即答と速答した。

ちなみに、呪文は途切れたら最初からやり直しなのである。


「・・・・・そんなに早く言葉を発することが出来るのにか?」

「・・・・・・・・・・ぁ。ホントだ〜。でも呪文は苦手なのよ」

・・・・・・・情けない・・・・―――とブロントは呟いたとか

呟いていないとか・・・・

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