試し斬りは近衛騎士
がんばって連続投稿!!
練兵場は静まり返っていた。
普段ならこの時間帯は騎士や兵士たちが訓練をしているのだが、ある出来事がきっかけで強制的にその喧騒は制圧されていたのである。
その中心には、2人の男女が対峙していた。
1人は少女、業物の魔剣を下に向けて目の前の惨状に深いため息をついていた。
そしてもう1人の男はといえば、少女の目の前で倒れ伏していた。
地面には赤い血が流れていて、地面を赤に染め上げ始めている。
「…しまったわ、つい調子に乗って本気で斬ってしまったわ」
ポツリと呟く少女―――クリスティは、先ほどまで起きていた面倒を思い起こしていた。
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近衛騎士団というのは『貴族派』と呼ばれる派閥の者で構成している。
貴族という上流階級者たち―――の継承権を放棄した子息たち―――で構成された集団である。
古き良き伝統と文化を重んじる彼らは、高貴なる者の義務として常にこの国の上位者として君臨し続けていた。
そして逆に、魔導騎士団は『革新派』と呼ばれる派閥で構成されていた。
最新鋭の魔導技術と戦術を常日頃から研鑽し続けている彼らは、古めかしい、旧態依然の貴族のあり方が気に入らなく、常に衝突し続けていたのである。
近衛騎士団団長であるヴィルヘルムは貴族派ではあるが、革新派である彼ら魔導騎士たちをそれほど嫌っているわけではない。
特に魔導騎士団団長であるパトリック・ズィーベン・ブリッツに対しては、学院時代主席と次席という―――主席はパトリックでヴィルヘルムは次席だった―――間柄でお互い切磋琢磨しあった仲であり、嫌い合うことなどなく良好な関係を築いていた。
そんな中、件の少女であるクリスティ・ツヴァイ・リンデンバーグは来年度開かれる魔導騎士団入団試験に参加するということを先ほど耳にして、最近まで沈静していた派閥同士の鍔迫り合いが激化するのではと懸念していた。
クリスティが入団しようとしている魔導騎士団は革新派の巣窟と貴族派は捉えており、そこにかろうじて貴族出身者であるクリスティが入団することによって、何らかの問題が起きないか、悪い予感でヴィルヘルムの頭は一杯だったのである。
「ぎゃはは、ナニあのへっぴり腰、あれで人刺さんのかよ、お嬢見てみろよアレ、あのヘロヘロな槍捌き!!
まるで不細工で無様な学芸会だな!!」
「笑ってはダメよイェーガー、きっとアレはあの騎士の人の精一杯なんだから。
その人の精一杯の努力を私は哀れんだりはしないわ。
あの才能の無さには同情するけどね」
と忌憚の無い―――遠慮も配慮のかけらも無い―――言葉を隣でかけている問題の2人は、偶然目に入った休憩間近の騎士たちをそう評していた。
実際ヴィルヘルムからしてもあの情けない腰の引けっぷりには呆れ果てているが、あえて口に出そうとはしない。
訓練をしているのは、ヴィルヘルムと同じ騎士、つまりは近衛騎士団員だったからである。
とはいえ、将来の魔導騎士である彼女にそういわれて、ヴィルヘルムもいい気はしない。
「…訓練やめぇ!!
ぜんいん、集合っ!!」
「あら、訓練は終わりなの?
なら、どこか一画を借りてちょっと試し斬りを…ああイェーガー、ちょっと魔法でワラ束出して頂戴」
「あいよー」
イェーガーの気の抜けた返事をすると指をぱちんと鳴らした。
すると地面から何故かワラ束が生えてきたのである。
所によっては何も無い空間からも生えており、それにいたっては普通の剣では届かない高さに位置してもいた。
間違いなくイェーガーの仕業だが、クリスティは特に気に留めず魔剣【フレイ】を抜くと、手近にあったワラ束を両断する。
クリスティが1つ目のワラ束を両断したところで近衛騎士たちが集合できたのか、ヴィルヘルムに説教をされていて、クリスティの耳にはすでに入っていない。
時折聞こえてくる鈍い音も、クリスティには微塵も入っていない。
もぐら叩きの様に斬っては生えてくるワラ束をクリスティは一心不乱に切っていた。
魔剣の性能テストも確認しているのか、念話をしながらクリスティは魔剣【フレイ】を振るっていた。
『フレイ、次は形態変化よ。
分節してワラ束を切り刻みなさい』
『命令を確認しました。
これより周辺のワラ束の切断を開始します』
刀身が分かれると、金属片となった魔剣は不規則にクリスティの周りを旋回し、ワラ束に向かっていく。
切り刻まれていくワラ束を見ながら、クリスティのテンションは上がりっぱなしである。
「…いいわね、魔剣。
最高よ」
『恐縮です、マスター』
律儀に答える魔剣は再び元の魔剣の形になる。
満足したクリスティは今度は魔弓【フェイト】を手に取った。
照準はもちろん、空中に生えているワラ束である。
『フェイト、次はあなたよ。
期待してるわ』
『お任せくださいまし、マスター』
引き金を振り絞ると、すでに充填していた魔力の矢がワラ束の中心を撃ち抜いた。
直径5セル(約10センチ)ほどの穴が出来ており、クリスティは続けて引き金を振り絞る。
すべてのワラ束を撃ちぬくと、クリスティがイェーガーに再度注文をよこした。
「イェーガー、ワラ束じゃなくてもう少し硬いものを生やしなさい」
「鉱石とかで良いか?」
「硬いものなら何でも良いわ」
イェーガーは少し考え込むと、指をぱちんと鳴らした。
現れたのは漆黒の柱である。
黒曜石を連想させたが、明らかに質量が多く含まれていて、重厚という言葉に相応しい威圧感である。
直径2メル(約4メートル)ほどで、硬度は見るからにしてかなりあるようにクリスティは見て取れた。
『フェイト、やりなさい』
『お任せを、マスター!』
魔弓【フェイト】が通常時より魔力を周囲から取り込むと、通常の5倍の濃度を持った矢が出来上がり、それが発射される。
柱に衝突するが、魔力の矢はそのまま柱を撃ち抜き反対側へ抜けていった。
「…上出来ね、よくやったわ」
『お褒めに預かり、光栄ですわマスター』
魔弓は優雅にクリスティに返事をすると、魔剣のほうを少しだけ傾けて【ふんっ】と馬鹿にするように笑っていたが、クリスティは気づくことは無かった。
『…マスター、ヴィルヘルム近衛騎士団長が近づいております、警戒を』
『なにやら企んでいる様子、理由をつけて退散するのが得策かと存じますわ』
『そうね、面倒はいやだものね』
心配性な魔道具たちの言葉に同意すると、クリスティは滅多に見せない笑顔でヴィルヘルムに向き直った。
「練兵場をお借りさせていただき、誠にありがとうございました、ヴィルヘルム卿。
それでは私どもはお暇させていただきます」
「そう急く事も無かろう、どうかね、近衛騎士と手合わせしてみないか?」
『…イェーガー、何かいい案は無い?』
クリスティは仕方なく頼りになる(武力限定で)イェーガーに、分かり切っていることを聞いてみると、
『相手が満足するまでバトったら?
恥かかせるのとか面白いんじゃねーの?』
と強気な返事が返ってきた。
イェーガーはヴィルヘルムが先ほどまで酷評していた近衛騎士たちの評価をどうにかして覆したかったから、手合わせを仕掛けようとしたのだと推測した。
その場合、確実にクリスティより強いだろう人物を差し向けていることは容易に想像がついていた。
平均ステータスがすでに英雄の領域に到達しているクリスティより強い人物など、世界でもそう多くは無い。
そのことから、クリスティより強い人物は、最低でも近衛騎士団でも小隊長クラス以上だと当たりをつけていると、1人の青年がヴィルヘルムの横に現れる。
クリスティより頭2個分高い小ざっぱりした格好をした青年だった。
「はじめまして、クリスティ嬢。
私の名はヨハンセン、ヨハンセン・フィーア・フーバーという。
この度は―――」
見るからに好青年であるが、クリスティはヨハンセンの言葉を遮った。
「能書きは結構、早速手合わせをしましょう。
こちらは剣ですが、そちらの獲物は何ですか?」
口上を邪魔されて気に障ったのか、短く剣と答えると、練兵場の中央に誘導された。
審判はどうやらヴィルヘルムが勤めるらしい、クリスティは仕事しろよと内心で悪態をつきながらも、最近戦ってばかりだと愚痴るのであった。
「分かっているとは思うが、相手を殺傷せしめるのはなるべく控えてもらいたい。
よろしいかな?」
クリスティが攻撃魔法が使えないとあって、使える魔法は身体強化のみの、武術のみの手合わせというルールとなった。
模擬剣ではなくお互い魔剣同士なのにどうやって控えるのか、逆に聞きたいクリスティであった。
「…とりあえず、最初は様子見かしらね?」
『マスター、提案を1つ。
形態変化、模擬剣形態が可能ですが、いかがしますか?』
『やって頂戴、今回ばかりは殺しはまずいわ』
勝つにしても、殺してしまっては後々近衛騎士団どころか、貴族の大半を敵に回してしまうことは目に見えている。
いくらクリスティでも、そこまでの面倒をたった1度の手合わせで自分の人生を狂わせたくわなかった。
魔剣の形状が変わり、刃の部分は分厚くなったのを確認してお互い剣を構えた。
「…へぇ、かなりの業物のようですね。
ではお相手願いますよ、『銀閃』殿?」
ヨハンセンがうっすらと笑ってみせると、自らの魔剣に刃引きを施した。
銀閃とは、クリスティが冒険者たちから呼ばれている2つ名のようなもので、閃光のごとく対象を切り伏せることと、クリスティの見事な銀髪を掛け合わせたものであるそうだ。
本人はこの2つ名を結構気に入っているが、かえって冒険者仲間からはからかわれる事が多くなっていたので、どうにかならないものかと悩んでいた。
まさか自分のことを知っているとは思っていなかったのか、一瞬だけ反応が遅れたクリスティ。
「…こちらこそ、胸をお借りいたします」
身体強化の魔法をかけると小手調べとばかりに打ち込んだクリスティは、ヨハンセンが半歩下がっただけで避け切ったことに驚きを感じていた。
小手調べではあるが、剣速や角度から見て半歩どころか5歩は離れないと危険だと感じるほどの一撃だったのである。
「…ちょっと意外、近衛騎士なんて貴族の男子ばかりのお茶会集団だと思っていたのに…。
少し、やる気が出てきました」
クリスティの握る魔剣に力がさらに籠められる。
ヨハンセンはクリスティの言葉に苦笑しながら、剣を上段に構えた。
その自然な動きから、クリスティはヨハンセンが得意としているのが上段なのだと気づき、間合いから離れようとした。
「はは、確かにそういった貴族男子がいないこともないが、生憎と自分は至って真面目な方でね。
やるからには上に、実力で上がりたいんだっ!」
よほど筋力のステータスがあるのか、クリスティと同等かそれ以上の速さを以って振りぬかれた魔剣は寸前のところでかわしていたクリスティの頭上を通り過ぎた。
たとえ模擬剣であろうと、当たれば間違いなく頭蓋骨が砕けるだろう一撃である。
反撃に出ようとしたクリスティだったが、それも阻まれる。
上段から下段まで降りていたと思っていた魔剣はなぜか中段で止まっており、そのままクリスティの胸に向かって伸びてきていたのである。
魔剣で叩き落し軌道を無理矢理叩き落したが、クリスティはヨハンセンの技量に瞠目する。
技量ステータスも余程なのだろうと推測したクリスティは、改めて目の前の相手の名前を覚えておくことにした。
ヨハンセン・フィーア・フーバー、実に良い、試し斬り相手であると。
クリスティの口角がゆっくりとだが上がる。
その笑みを見たヨハンセンは、目の前の少女が恐ろしく暗い笑みを見せたことに怖気を走らせた。
一体どれだけの修羅場を、地獄を見ればあんな凄惨な笑みを浮かばせられるのかと、背筋に冷や汗を流す。
ヨハンセンの突きをクリスティはヨハンセンが見せた時と同じように、半歩下がっただけでかわしてみせる。
「とりあえず腕一本、いただきます」
真横からクリスティが魔剣を叩きつけるかのように振り抜く。
伸びきった右腕を狙ったクリスティは、先程のお返しとばかりにキツイ一撃をお見舞いしようとした。
上段から程ではないが十分な速度で、腕が伸びきっているヨハンセンからでは避ける事は困難に見られた。
「ははっ、なんの!」
ヨハンセンは器用にも魔剣を右手から離し左手に持つと、そのまま自分の右脇にあてがった。
結果、突如右腕の外側に現れた魔剣は盾として直撃を避けることになる。
魔剣を肩にクッションのように当てていたが、よくあれで吹き飛ばされなかったとクリスティは内心拍手した。
さすがのクリスティもこのような予想外な対処の仕方をされるとは思っておらず、受け止められた事実に不快感を覚え距離をとった。
今の動き、正規の騎士剣術からかけ離れた、というより、確実に人間離れしたような身体操作技能であったからである。
明らかに何らかのスキルが発動しているのだと察知したクリスティだったが、想定しているスキルまでは特定できなかったが、思わぬところで助け舟が入った。
『マスター、対象のスキルが特定できましたので、ご報告を』
魔剣【フレイ】である。
クリスティは、イェーガーが戦術面での助言があると聞いてはいたが、まさか解析系のスキルが付与されているとはついぞ思っていなかったのである。
『報告は手短に伝えなさい』
クリスティは魔剣の助言に集中して耳に入れるため、あえてヨハンセンの攻撃を防ぎ避ける事に専念した。
『了解、対象ヨハンセンの発動しているスキルの名称は”身体精密操作”。
ランクはB+と推定。
重ねて報告、対象は解析系スキルを発動してマスターの動きを読もうとしています、警戒を。
なお、解析系スキルの名称は”見つめる者”きわめてランクは低くD---と推定いたします』
さらに【フレイ】の報告は続く。
ヨハンセンのステータスの平均がC+だということ。
避けるのなら最小限の動作で躱すことで、解析系スキルの解析を遅らせることが出来ることなど、魔剣の助言は続いていった。
各ステータスやその他のスキルなどもつらつらと重ねていき、いつの間にか5分ほど経っていた。
『ご苦労、反撃に出る際に注意することはある?』
『対象ヨハンセンの”身体精密操作”による予測不能な防御、そこからのカウンターにお気をつけください』
クリスティはヨハンセンの見せた常識はずれな魔剣による防御を思い出し、単純で楽に済む作戦を考え付いた。
「…なにやら考えているようだね、クリスティ嬢。
避け続けるのはおしまいかい?」
「ええ、そろそろ小腹が空いてきましたので。
そろそろ決着をつけようかと。
…少しだけ本気で相手をしてあげます。
死なないでくださいね?」
すでに空気が張り詰めていたのにも拘らず、すでにクリスティの周りはびりびりと殺気立っており、ヨハンセンもここまで来ると生唾を飲み込んで深呼吸してようやく返した。
「…なるほど、やはり先ほどまで全力ではなかったか。
悔しいな、早く終わらせたいからという理由で君の本気を見ることになろうとはね。
いいだろう、全力で当たらせてもらう」
ヨハンセンの応えに、クリスティはもう何も語らなかった。
後は、最後の一撃をいつ繰り出すのか、それだけである。
魔剣を最上段に掲げるクリスティは、いっそう魔剣を力強く握った。
魔剣がしきりに警告音を鳴らしているが、集中し切ったクリスティにはもはや届いていない。
クリスティの目の前にいる対象、それを斬り払うこと。
呼吸が次第に短くなり、最後に息を吸い込むと、そのまま全力で吐いて息を止めた。
一瞬か、数瞬か。
見学をしていた近衛騎士、そして審判をしていたヴィルヘルムすら息を止めて2人の戦いを息をするのも忘れて見つめている。
イェーガーはなにやら目を瞑っており、すでに興味の対象ではなくなっている様であった。
そして―――最初に動いたのはヨハンセンであった。
堪えられなくなったのか、最上段のまま機を窺っているクリスティに先手を打たんと、ヨハンセンは正眼からの最速の突きを繰り出した。
得意としていた上段からの攻撃よりも、先手を優先した選択だった。
だが、その最速の突きも、クリスティの振り下ろす速度にはまったく及ばない。
ヨハンセンは振り下ろされる魔剣の速度が上回っていることに気づき、”身体精密操作”により即座に突きから防御の体勢に移る。
間に合ったとはいえるが、結果的にはまったくもって意味が無かった。
雷の如く振り下ろされた魔剣がヨハンセンの魔剣と打ち鳴らす。
そして次の瞬間、ヨハンセンの魔剣はクリスティの魔剣の圧力に耐え切れず柄を残して砕け散った。
勢いは若干落ちたといえるが、それでも速度は十二分に驚異的な速度である。
―――そう、人間1人くらいなら余裕で瀕死の重傷に追い込めるくらいに。
「…ふはっ!」
クリスティはそのときなぜ自分が笑っていたのか、ようやっと思い出せた。
後悔したのである。
あまりの差に。
近衛騎士の中でも全うな、実力ある相手と戦っていて、勘違いしていたのだ。
この国において、近衛騎士が剣一筋という偏りある修練を積んでいる訳が無いということを、忘れていたのだ。
ヴィルヘルムはクリスティを負かせれる自信があると思ってヨハンセンを出したが、そもそもが間違いである。
そも、武術に限定している以上、クリスティが小器用なスキルの使い手程度で勝ててしまうのなら、当の昔にクリスティはこの年まで生きていない。
血を吐くような努力を重ね、命を削るような修練を日々続け、悪夢のような実戦を繰り返し続けた彼女が本気を出して、そのような相手に負ける道理など無かった。
故に、全力という言葉の名の下、ヨハンセンは敗北を通り越して死の淵に追い込まれる事になったのである。
■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■ ◆ ■
魔剣がクリスティに念話で警告をしていた。
『警告、マスターの身体から魔力とは別種の力を確認。
検索完了、名称を闘気と確認。
対象はマスター及び魔剣【フレイ】に及んでおり、形状模擬剣が無効化されました。
殺傷力が上昇中です』
「…まぁ、やったものは仕方ないわ。
弱いこの男が悪いんだもの。
とはいえ、さすがに死なれると面倒か…イェーガー、ちょっと来て頂戴」
「へいへ~い」
クリスティに悪びれた様子は無い。
むしろ悪いのはヨハンセンなのだと思うことにしていた。
気を取り直して、クリスティはイェーガーを呼びつけるのだった。
読んでいただき、ありがとうございました。
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