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Sweet&Bitter  作者: みずの
番外編「risa」
36/152


 後からサークルの先輩たちに聞いた話では、あの3人の中で一番遊び人なのはユキ先輩らしかった。一番硬派そうに見えて、誰とも付き合わない代わりに誰とでも遊んでしまうという…相当にタチが悪いらしい。意外に一番軽そうな貴弘さんは女の影があまりないらしく、さすがの修司さんも私の男を見る目のなさにフォローを忘れて苦笑いしたほどだ。



「いやー、まさかここまでとは」

 その日の授業を終えて、部室にバンド練習に来た私を迎えたのはまさにその苦笑い気味な修司さんだった。昼前に会った時の話の続きらしい。

「ま、別にユキより貴弘の方が誰からみてもイイ男だとは言わないけど、理沙ちゃんは軽い女付き合いしてそうな男が嫌なんでしょ?そういう意味ではやっぱり見る目ないのかもね」

「……ですね…」

 がっくりと肩を落としながら、私は部室に入ろうとドアを引いた。バンドのメンバーはまだ来ていないようだった。



「俺が何だって?」

 中に楽器を置いてあるらしく、同じように部室に入ってこようとした修司さんの後ろで第三者の声が降ってきた。その聞き覚えのある声に、私は思わずバッと顔を上げる。軽く小首を傾げた、貴弘さんがそこに立っていた。



「おぅ、貴弘。理沙ちゃんのバンド練習でも見学に来た?」

 振り返った修司さんが、そう声をかける。その言葉で、貴弘さんが私のことを気に入ってるらしいという修司さんの話を思い出して、私はボッと顔が赤くなるのを感じた。

 …うぅ、意識することなんてないのに…!



「はぁ?んなわけねぇだろ。ユキにCD返すからここで待ち合わせしてんだよ」

「あー、そっか」

 なるほど、と呟いた修司さんが、私に続いて靴を脱いで部室に上がった。



 …なんか…この人が私のこと気に入ってるなんて、何かの間違いじゃないんだろうか…?言葉の節々からは、まったくそれらしいことが感じられない。



「あ、理沙ちゃん」

 ふと、部室の奥の方から誰かの声がした。ピアノの影に隠れていたその声の主を探すと、そこにはこちらを見てニッコリ笑っている崎谷さんの姿があった。

 椅子に座って、手にしたドラムのスティックをクルクルと回している。準備運動のようにも見えた。



「崎谷さん、こんにちは…っ」

 ガバッと頭を下げて挨拶をし、私は奥へ入っていく。それに続いた修司さんが、後ろでわずかに眉を寄せた。

「崎谷、何してんの?これからここ理沙ちゃんたちがバンド練習で使うよ?」

 声をかけながら、修司さんはまっすぐ楽器を置いた棚の方へ向かう。自分のテナーサックスを出しながら、そう尋ねた。



 この部屋がある場所は校舎からは少し離れていて、長屋のように様々な部室が並んでいる。ジャズ研ではどこかのバンドが部室を使っている時は、それ以外の自主練習をしたい人は部室の外…つまり屋外で練習することになる。だから、修司さんは楽器を取ったらすぐに外に出るつもりだったようだ。



「あぁ、うん、分かってるよ。ただ一年生もいきなりバンド練習って言われても、何していいかわからないだろうと思って」

 笑って、崎谷さんは修司さんに答える。

「俺で良ければ少しは教えてあげられるかな、と思って来たんだ」

「…へぇ」

 感嘆の意味の感じられない感嘆詞を口にして、修司さんは意味ありげに笑った。それに崎谷さんが気づいたかどうかは分からないけれど、修司さんはそれ以上何も言わずに素知らぬ顔でそのままテナーサックスのケースを手にもう一度靴を履く。



「じゃあね、理沙ちゃん。練習頑張って」

 改めてこちらにそう声をかけてくれた修司さんにペコリと会釈をして、私は崎谷さんと2人部室に取り残された。



 面倒見が良い人なんだなぁ、と思う。私たち新入生の世話まで買って出てくれるなんて…。正直、場所と楽器だけ与えられても初めてのことすぎて何をどうすればいいのか分からなかったから。



 やがてバンドメンバーがぽつぽつと集まり始め、崎谷さんが面倒を見てくれる中初めてのバンド練習を進めることになった。




******



 一時間ほどの練習を終えて、私は奈那子と外に出た。そこには何人もの先輩が個人練習をしていて、中には玲奈さんの姿も見かける。

「よ、理沙ー」

 手を振ってくれる玲奈さんに笑いながら会釈を返して、私は靴を履いた。



「どうだった?初練習」

 部室のドアに一番近いところで練習していた修司さんが、出てきた私たちに一番に声をかけてくれる。それだけで隣の奈那子の目はピンクのハート状態だ。



「難しかったですー、裏拍取るのも今まであんまりやったことなかったし…」

「あー、初めはそうだよね」

 奈那子と笑いながら会話をして、修司さんはふと私にも視線を止める。

「これからさ、ユキと合流してなんか食べに行こうかって話してたんだけど…2人も良かったら来ない?」

「え、いいんですかぁっ?」

 私が何か答えるよりも早く、奈那子がズイと身を乗り出して聞き返した。…テンション高いなぁ。仕方ないけど。



「貴弘も行くだろ?」

 修司さんが、傍らに座り込んでいた貴弘さんをそう言いながら振り向く。どうやら1時間も待ったのにユキ先輩とはここで会えなかったらしい。待たされたせいなのか、少し不機嫌そうに顔を上げた。

「…いや、俺は…」

 言いかけた瞬間、私の後ろで部室のドアが開く。

「理沙ちゃん」

 中から顔を出した崎谷さんが、帰り支度を整えて出てくるところだった。


 「はい」と振り返り、私は彼の顔を見上げる。するとニッコリ笑った崎谷さんは、「今から時間ある?」と不意打ちで尋ねてきた。

「もし良かったら、お茶でもして帰らない?近くにうちの学生に人気のカフェがあるんだけど…」

「え……」

 思わず、突然の誘いに目を見開いて硬直してしまう。驚きの余り戸惑っていると、崎谷さんはふわっと柔らかく笑った。

「無理にとは言わないんだけど…さっき練習した曲でもちょっと困ってた部分あったみたいだし、良かったら教えるよ」

 相変わらず爽やかな笑顔で言われて、私は胸のどこかがキュンと音をたてるのを感じる。



 ちらっと横目で見た奈那子と修司さんは、「いいよ行っても」という感じで目配せしてくれる。貴弘さんは…座り込んだ態勢のままだったけれど、こちらを見ようとはしなかった。

「あ、ありがとうございます…」

 緊張からかしどろもどろになりながら、私は崎谷さんにそうお礼を言う。

「あの、でもちょっと先約があるので…すみません。また誘ってください」


 答えた私に、崎谷さんよりも奈那子と修司さんの方が驚いた顔をしていた。




******



「で?」

 修司さんの車を出して行った少し学校から離れた場所にあるおしゃれなカフェで、合流したユキ先輩が私にそう言った。


「…『で?』とおっしゃられましても…」

 妙な威圧感のせいで、なんでだか不必要なほどの尊敬語になってしまう。肩をすぼめて萎縮する私の前で、ユキ先輩はオーダーしたブラックコーヒーを飲みながら続けた。

「なんで断ったんだよ?崎谷からの誘いだったんだろ?」

「そうだよー。遠慮せずに行ってきても良かったのに」

 ユキ先輩の言葉に乗っかるように、奈那子も同調してそう口にする。


 でも…先に誘ってくれたのは修司さんだったし。あの時、絶対にこっちを見ないようにしていた貴弘さんのことも気になった。…これは、私が自意識過剰すぎるだけかもしれないけれど…。



「でも、崎谷さんも理沙狙いっぽくないですか?」

 ホットのストレートティーに、ストロベリーパフェ。それらを前に揃えた奈那子が、首を傾げながらそう言う。

「わざわざ理沙だけ誘ってたし」

 続けた奈那子の隣で、修司さんがカフェオレを飲みながら少し笑った。

「あぁ、うん。俺もそれ思った。良かったねー、理沙ちゃん。そんで貴弘残念ー」

 あっはっはと笑いながら言うその修司さんの言葉の最後に、私はギョッとしてしまう。本人目の前に、そんなことあけっぴろげに言うと思わなかったからだ。


「……」

 アイスコーヒーにガムシロップを入れながら、貴弘さんはそんな修司さんの言葉を無視していた。特に否定するわけでも、反論するわけでもなく…。私は本当にこの人が何を考えてるか分からない。



 でも、そう思ったのもつかの間…。貴弘さんは、ストローでコーヒーを混ぜながらふと口を開いた。端正な顔立ちが微妙に不機嫌そうに歪む。

「崎谷はやめとけ」

 その言葉がつまりは自分に向けられたものなのだと認識した頃には、私は「え」と眉を寄せていた。


「あいつはやめといた方がいい」

 続けられたその言葉に、私はようやく何を言われているのか理解する。頭の中でその意味を整理させた時、思わず顔を歪めて斜め前の貴弘さんを見据えてしまっていた。

「何でそんなこと、あなたに言われなきゃいけないんですか」

「…ちょ、理沙…」

 私が本気で言い返し始めたのを悟って、奈那子が少し慌てて隣の私の腕を掴んだ。制止するようなその手すら、私はブンと振りほどく。

「崎谷さんはイイ人ですっ。後輩の面倒見てくれるし、優しいし」

「理沙っ」

「何より、いつだって大人な対応で人のことこんな風に影で悪く言ったりしないし」

 そう、あの飲み会の時、目の前にいた男たちが修司さんたちを悪く言ってもむしろそれをなだめていたくらいで…。


「誰かさんみたいに軽薄そうじゃないし。それに…っ」

 更にまだ言いかけた私に、貴弘さんが片手を挙げて制した。

「わかった、もういい」

 さっきまでの不機嫌そうな表情とはまた異質の苦い顔で、どこか呆れたような…長く細いため息をつく。

「勝手にしろ」

 ズボンから取り出した財布からお札を一枚引き抜いて、テーブルにバンと置いた。それから、組んでいた足をほどいて立ち上がる。

「悪かったな、『ケーハクそう』で」

 睨むように私を見下ろしてそう捨て台詞を残してから、貴弘さんはそのまま出て行ってしまった。卓上のアイスコーヒーには口をつけないままだった。



「…何あれ…っ」

 その後ろ姿を見送りながらも、私はガツンと反論することもままならず唇を噛み締める。そんな私を、奈那子が隣から睨み据えてきた。

「理沙が悪いよ、今のは」

「…何でよっ」

 頬を膨らませて、私は言い返す。

「だって、あの人今朝から失礼なんだもん!人のこと見る目ないとか、関係ないくせに『やめとけ』とか!」

 言うと、奈那子の向こう側で修司さんが「うーん」と苦笑いをした。

「確かに、貴弘が悪いかな」

「どっちもどっちだろ」

 一番冷静なのか、ユキ先輩がテーブルに頬杖をついた態勢でそう言う。



 怒りが冷めやらない私は、膨れっ面のまま目の前のチーズケーキの大きな一欠けらを、口に突っ込むように入れた。




******



 翌日になっても、私の怒りは収まることはなかった。だけど時間がたつにつれ、自分も言い過ぎた面があることは自覚せざるを得なくなっていた。本人目の前に『軽薄』は言っちゃいけなかっただろうと思えてきている。



 でも言われた言葉を許すこともできず、私の頭の中はずっと複雑な両極端な思いが交錯していた。反省と自己防衛を繰り返し、疲れたところで「やっぱり向こうが悪い」と結論づける。


 そんな反復に自分でも嫌気がさした頃、私は学内の購買にいた。



 そこでは今の時期、仮設のプレハブ小屋が建てられている。

 そこに各授業の教科書やら指定の本やらが置いてあり、選択する授業を決めた生徒が買いに来るのだ。教授たちの方は授業を最後までやり通す学生が意外に少ないことを見越して、入荷する本も意外に少なめに注文している。早く行かないと、本気で取りたい授業の教科書さえ手に入らないこともあるかもしれないのだ。



「理沙、そう言えば明後日の一般教養の教科書、残り少なくなってたよー」

 その日の3限目を終えた時、ふと奈那子がそう声をかけてきた。奈那子はさっきの授業は何も取っていなかった為、もう一足先に購買の方へ行ってきたらしい。

「えっ、ホントに?」

「うん。あの授業、人気ありそうなんだよね。でも入荷数は少ないから、もうなくなりそうだった」

 人気があって人が集中する講義ほど、最後まで残る生徒数は少なかったりする。私は絶対に受けたい講義なのに…「とりあえず」で教科書を買った人がいるのかと思うと腹立たしい。

「分かった。私、次は空きだから行ってくる」

「行ってらっしゃーい」

 奈那子に見送られて、私は総合棟の近くにある購買へと急いだ。




 プレハブ小屋は学生でにぎわっていて、妙な熱気があって気持ちが悪かった。とりあえず取り急ぎ手にしなきゃいけない講義の分だけ教科書を手に取る。必修科目は人数分入荷されているため、急がなくても買えるはずだ。今日じゃなくてもいいだろう。



「えっと、後は奈那子が教えてくれた講義のやつは…っと」

 授業リストと購入するべき本の名前を書いた紙を手に、私は人の間を縫うようにかきわけていく。そうして見つけた向こうの棚に、目当ての本があるのを確認した。ただ、どうやら残り1冊だったようだ。ホッと胸を撫で下ろしながら、そちらへ向かった……その時、だった。



「…っあ」

 最後の人ごみを掻き分けられずまごついているうちに、サッと目の前でその1冊が誰かの手に収められてしまう。思わず声を上げた私に、その人がこちらを振り返った。

 わずかに目を見開いたその人を見て、私も驚いて一瞬その場に固まってしまう。

「…なに、これ買いに来たわけ?」

 私を見下ろして、貴弘さんはそう尋ねてきた。



「はい…え、いえ…」

 どちらともつかないような返事をしてしまったのは、昨日のことから何となく気まずい気分になってしまったからだった。不思議とさっきまで感じていたはずの怒りは湧き出てこなかった。

 …どちらかというと…意外に普通に話しかけてきた貴弘さんの声に、むしろさっきまで怒っていた自分の心の狭さを実感させられた気さえする。煮え切らない返事をする私に、貴弘さんは「ふぅん」と小さく呟いた。それから、ポンと手にしていた教科書を私の頭の上に置くようにして叩く。

「やるよ」

「え、でも…っ」

 これを手にしていたということは、貴弘さんだって買いたかったはずだ。一般教養の講義だから、2年生だって選択できる授業だし…。


「お前の方が最後まで真面目に講義受けそうだし」

 少しだけ笑って、貴弘さんは私の方にその教科書を押し出した。

「……ありがとう…ございます」

 素直にお礼を言って、私はそれを受け取ってしまう。多分、遠慮しようとしても無駄だろうと貴弘さんの雰囲気から読み取れたからだ。



 お互いに最後の買い物だったのか、何となくそのままレジの方へ一緒に流されてしまう。この人ごみは本当に異常で、気を抜けば流されてどこへ行ってしまうかわからないくらいだった。なんとか長い列も抜け、無事にレジを終える。

 プレハブ小屋を出たところで、言い合わせたわけでもないのに貴弘さんと隣同士で「はぁー」とお互いに大きく息をついた。それに気づいて、思わず顔を見合わせてしまう。目が合うと何だかおかしくて、また同じタイミングで吹き出してしまった。



「すげぇ人だったな」

「…ですね。去年もあんなだったんですか?」

「まーな」

 見上げた貴弘さんの横顔は、引き続き笑っていた。昨日のような不機嫌そうな色は一切感じられない。



 まさかこんなにも普通に話しかけてもらえるとは思っていなかったので、私は少し面食らったような印象も受けていた。だけど…考えてみたら、前もそうだったかもしれない。

 偶然とはいえ自分の悪口を言っていた私に…この人は特に何かを言ってきたりはしなかった。代わりに言われた言葉の方が腹立たしかったから忘れていたけれど…実は結構、私が思っていたよりも大人な対応をしてくれていたんじゃないだろうか。

 その時も、今も。



「ありがとうございました」

 そう思い当たったのでお礼を言ってみたけれど、貴弘さんはどうも教科書のことだと思ったようだった。

「ちゃんと勉強しろよ」

 からかうように言って笑い、そのまま「じゃあな」と片手を挙げて行ってしまおうとする。

「あ、あの…っ」

 いつかと同じだった。気づくと無意識のうちに声をかけてしまっていた。



「ん?」

 歩いて行こうとしていた貴弘さんが、私の声に首だけこちらを振り返る。教科書の入った大きな袋を持つ手にギュッと力を込めて…私は口を開いた。

「昨日は…言いすぎました。すみませんでした」

 ぺコッと頭を下げて、私はそう言う。その時持っていた勇気を、全て振り絞った気分だった。



「あー…」

 何事かと思ったのか、貴弘さんは一瞬考えたような顔をした後にそう声を出す。大きな手で後頭部の辺りを掻きながら、苦笑いを浮かべた。

「気にすんな。俺も余計なこと言ったし」

「……」

「じゃあな、またサークルで」

 今度こそ踵を返して、貴弘さんは行ってしまう。その後ろ姿を見送りながら、私は何故かボーっとしてしまいなかなか動けずにいた。



 思っていた印象と…実際の貴弘さんが、少しずつ噛みあわなくなってきていた。…私が思っていたより、ずっと大人だった。

 今思うと、飲み会の時あの人たちに突っかかろうとしたのは、自分でなく修司さんを悪く言われていたからなのかもしれない。そう気づくと…私はそのギャップの修正をせざるを得なくなった。



「…不思議な人」

 ポツリとした呟きが、不意に自分の唇から漏れ零れていた。






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