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Sweet&Bitter  作者: みずの
眠る時はせめて私の夢を
122/152


 ミスコンの舞台は、想像していた以上に華やかなものだった。

 文化祭実行委員の手によって派手に飾り付けられたステージの上を、真ん中まで歩いて行く。順番に出て行って打ち合わせされた立ち位置へ向かえばいいだけの話だけれど、それでも極度の緊張は抑えられない。

 ドクドクと胸が大きく鼓動を刻む。出て行った真ん中で特技やら何やらを披露しなきゃいけないようなイベントではないことがせめてもの救いだった。

 一般のお客さんにはクラスや名前が分からないように、出場者は番号でしか呼ばれない。私は事前のくじで6番を引いていて、2年の中ではちょうど半分くらいに出番が回ってくる。



 袖にいても、他の出場者への歓声やら応援は会場から聞こえてきていて、その大きさが余計に緊張感を高めた。

 グッと胸の辺りにあてた手に力をこめ、大きく深呼吸を繰り返す。そうすれば少しくらいは気が紛れるように思う。



 舞台袖は出場者だけでもかなりの数で、皆がそれぞれ着飾っているのでかなり賑わって見えた。

 ウェディングドレスやらナースやらのコスプレをしている人から、当初の私のように少しドレスアップしたという感じの子までいる。

 さすがになっちゃんのクラスの真山さんも、水着姿で出場は本気ではなかったようだ。




 転ばないように、ということだけ気をつけようと心がけていたけれど、表に出た瞬間そんなことは頭の中から吹き飛んでしまった。

 高く大きな歓声に、絶え間ないカメラのシャッター音。遠くにはクラスメイトたちが大手を振って応援してくれているのが見えた。



 他の出場者と同じように、真ん中まで行ってクルリと一回転だけする。

 顔は真っ赤になっているだろう。放っておいたら余りの緊張に汗まで吹き出してきそうだった。

 それでも何とか定位置まで行くと、そこで笑顔を絶やさないままポーズをとって立っていなくてはいけない。



「それでは投票に移ります」

 どれだけそこで立っていただろう。恐らくそれは2年のミスコン出場者が全員呼ばれる間なので、ほんの数分だったはずだ。

 それでも私にはものすごく長く感じられて、そんなアナウンスの声が聞こえた時にはバレないようにホッと息をついたものだ。


「名前もクラスも舞台上では紹介されないし、特に何をするわけでもないから本気でルックスだけの勝負だよね」

 舞台袖に引っ込んだ瞬間、誰かがそんなことを言っているのが聞こえてくる。

 そんな声を耳にしたせいか、すぐ隣にいたG組の女子が「和美」と呼びかけてきた。同じ化学部の生徒だ。彼女もミスコンに出ていたらしい。

「何であんたクラスの出し物衣装のままなの?」

「え? …はは、色々あって」

 苦笑い気味に返すと、その子は「ふぅん?」と訝しげに首を傾けたけれど、やがてニヤッと笑う。

「まぁいいけど。ハンデいただきました」

「…ハンデ?」

「さすがに真っ向勝負してたら誰も和美には勝てないだろうしさ」

 …そんなことはないと思うけれど。でも確かに、諒子さんも言っていた通り不利になることは確かだろう。

 お客さんにとって何の真新しさもない衣装では、新鮮さが欠片すら見いだせない。



 それよりその件に関してはクラスの皆に申し訳ない。他の出場者とは違って着替える必要もない私はそのままの衣装で教室へと戻ったけれど、内心では少しビクビクしていた。

 だけど大体のことは、智子と茜が皆にうまく言ってくれてあったみたいだ。

「和美ぃ! かわいかったよー!!」

「ドレス、嫌がらせに遭ったんだって? 大丈夫!?」

 教室に戻った途端、クラスメイトたちが飛んできてくれる。皆が期待していた優勝への望みはかなり薄れてしまったのにむしろ私を心配する声をかけてくれて、思わずジンときてしまった。

「大丈夫。…ごめんね、皆」

 謝った私に、男子まで「何言ってんだよ」と朗らかに笑い飛ばしてくれる。

「確かにコンテスト上では不利になるだろうけど、クラスの連中はもちろん全員お前に入れてるし!」

「ユッキーも相澤先生もきちんと和美に投票してたしねー」

「まぁどこのクラスもクラスメイトと担任副担任はほとんどが自分のクラスの子に投票するだろうから、決着つくのは一般投票分だけどね」

「でも隣のクラスの男連中、自分のクラスに入れないで和美に入れたって言ってたよ」

「マジか! うちはありがたいけど、団結力としてはどうなんだそのクラス」

 和気藹々と笑い合う皆が、私に気を遣わせないようにしているのが分かる。

 そんな優しいクラスメイトたちだからこそ、私は泣きそうになってしまって尚更あのドレスをダメにされたことが悔しくて仕方がなかった。



 結果発表は後夜祭中の予定だ。あとまだ少し時間がある。

 だから私は、諒子さんを少し案内した後は文化祭終了までの残りの時間、クラスのカフェで手伝いをして過ごした。

 特に回りたい教室があったわけでもないし、何より皆の気持ちに何かを返せるとしたらこれくらいしか思いつかなかったからだ。

 そんなことをしていたらあっという間に時間は過ぎ、やがて出し物の終了時間になる。

 うちのカフェも最後のお客さんを見送ってから片付けをし、後夜祭の呼びかけをする放送に従って皆は校庭に出て行った。



「和美、後夜祭の特別イベント誰と行くの?」

 教室を出ようとしたところで、クラスの女子が声をかけてくる。

「結構気にしてる男子いたけど…やっぱり、成川先生?」

 少し言いにくそうではあったけれど、それでも聞きたかったことらしい。彼女の問いに、私は小さく首を振る。

「参加しないの。誰にも渡してないから」

「え!!? そうなの!?」

 近くにいて耳を傾けていたらしい他の男子や女子も意外そうにこちらを振り返るのが分かった。

「何だよ! 成川に渡してんのかと思って村木の奴諦めてたぜ? だったら今からでもあいつにやってくれよ」

「…あー…ごめん、家に置いてきちゃったから…」

 嘘だった。本当は今でも未練たらしくスカートのポケットに紙は入っている。

 でも本当に渡したい人には渡せるわけもない。



 そう思った瞬間、私は皆と一緒に後夜祭会場に向かいかけていた足をピタリと止めた。



 その校庭での後夜祭中、カップルたちは体育館に設置された特別会場に向かう。

 後夜祭に行けば、確実に目にすることになるんだ…。先生が、一番に持ってきた女の子とそのイベントに行く姿を。

「……ごめん、私ちょっと忘れ物。後から行くね」

 周りのクラスメイトたちにそう声をかけて、考えるよりも早く踵を返してしまっていた。



 見たくなかったからだ。いくら今回限りの擬似カップルであっても、先生が誰かと一緒にペアでイベントに行くところなんて。

 皆が校庭の方へ向かう中、私は逆流しながら元来た道を戻る。



「和美? どうしたの!?」

 途中で、茜に見つかって声をかけられた。これから後夜祭に向かうらしい彼女の隣には、カードを受け取ってくれたと言っていた柴田くんの姿もある。

「あ、ちょっと忘れ物して…。取りに行ってから後夜祭に行く」

「大丈夫? 一緒に行こうか?」

「大丈夫だよ。茜は特別イベントの方に行かなきゃいけないでしょ? 柴田くん、茜をよろしくねー」

 ニッコリ笑って言って、私は2人に手を振った。



 並ぶ2人を見て、いいなぁ、と欠片も思わなかったと言えば嘘になる。

 でも茜が今ああしていられるのは、彼女自身が勇気を振り絞った結果だ。それに引き換え、私は渡す勇気がなかったどころか、その姿を見る覚悟もない。

 先生の隣に誰か他の人が並ぶなんて考えただけでも耐えられそうになかった。




 どうせこのお祭り騒ぎじゃ、親友3人以外のクラスメイトたちなら私1人がいなくても誰も気づかないだろう。

 茜や智子、由実はそのままイベントに向かっているはずだから見つかることもないと思う。 そう思って私は教室も素通りすると、もう誰もいなくなった校舎の更に上を目指した。




 この校舎なら屋上への鍵が壊れていて、生徒たちもよく利用している。

 せっかくの文化祭、こんな時にここへ来るような人はいないだろう。そう思ってギィと重い扉を開いた。

 ここからなら前の校舎が邪魔で校庭までは見えない。見たくない後夜祭の様子も見えないはずだ。…そう、思っていた。



「……っ?」

 扉を開いた瞬間、そこには予想していなかった光景があった。

 屋上の手すりを背もたれに、煙草をくわえている長身の人影。夕方になり赤くなり始めた空の下で紫煙を燻らせるその姿は絵になりすぎて目を奪われる。

「……」

 物音に気づいたらしく、本城先生は目線を上げてこちらを見た。

 尊大な態度で手すりにもたれかかった態勢はそのまま、唇から煙草を放す。そうしてフーッと煙を吐き出す間、固まっていた私は思わず自分の状況を思い出してしまった。



 …先生とまともに会話をしたのは、修司さんのあのウェディングパーティーが最後だ。しかもあの時はケンカになって、わけもわからないうちにキスをされて…。

 その意味と答えを得ることもできないまま、気まずくて顔を合わせることもできなかった。



「いい身分だな、サボりか」

 どうしよう、と思った瞬間、先生がいつものクールな無表情でそう言う。

 怒っているわけでも気まずいと思っているわけでもなく、普通に接してくれているのが分かったから私は思わず開いたままだった扉から手を離し、一歩踏み入ってしまった。

 自分の後ろでそれがパタンと閉まる。先生の姿を見たからといってすぐに身を翻すわけにもいかなかったわけだけれど、これで完全に退路は断たれた。



「…先生こそ、サボりですか」

「いや、自主休憩中」

「サボりじゃないですか」

 息をつきながら、私は恐る恐る歩みを進めた。先生から3人分くらい間隔を空けた辺りで手すりに手をついた。

 もうまともに話すらできないんじゃないかと思っていたから、こんな風にまた普通に話しかけられるとは考えてもいなかった。



 先生のすごいと思うところは、こういうところだ。そして同時に、ついていけないとも思う。

 気まずいと思う場面で何でもないことのように話かけられると、大人な対応にホッとする反面それまでのことが無に返される気がするから。

 あの時のキスさえ、なかったことにされてしまうんじゃないかと思わされる。




「…特別イベント、始まりますよ?」

「あぁ、そうだな」

 長く煙を吐き出した後で、先生は携帯していた灰皿に煙草を押し付ける。他人事のようにあっさりと返事をされて、私は「…いいんですか?」と小さく問いを重ねた。

「先生に紙をくれた人、待ってるんじゃないですか?」

 こんなこと本当は言いたくないのに今思い浮かぶ話題はそんなことしかない。目を見ることはできなくて、私は校庭と反対方向に向かって手すりに手をつくと空を眺めていた。

 灰皿をしまいながら、先生は私とは逆に手すりに背を預けている。そしてそれから、「そんなもんいねぇよ」と小さく呟いた。

「…え…?」

 その囁き程度の声に、私は目を瞠る。思わず、見ないようにしていた先生の顔を振り返ってしまっていた。



「でも…先生、一番初めにイベントの紙持ってきた子のを受け取ったって…」

「……」

「クラスの子たちが、そう言ってましたけど…」

 そこまで言いかけて、私はハッと我に返る。聞いた瞬間はショックで深く考える余裕なんてなかった。だけど、…先生の性格なら…。

「そんな面倒くせぇもん俺が行くわけねぇだろ」

 うんざりしたように眉を寄せて、先生は首を竦める。

「でも…っ」

「最初に持ってきた奴のを受け取ったって言って、全部断った。他の連中からしたら自分が一番だったのかどうかなんて分かるわけねぇしな」

「……」

 唖然とした私は、呆けたように口を開いたままだったと思う。そんな顔がよっぽど間抜けだったのか、先生はようやく軽く笑ってくれたようだ。

「お前こそ、誰にも渡してねぇのか」

「……渡す相手もいないですし」

「そうか? 村木や都築なら喜んで受け取っただろ」

 余りにも興味なさそうに言う先生の言葉は、本心なのか私には読み取れない。こういう時に自分は子どもで、先生は大人なんだと思い知らされる。




「そういやミスコン、大変だったみたいだな」

「……え?」

 私が思ったことが分かったのか、先生は急にそう言って話題を変える。こちらが心の内で自分の思いをきちんと言葉に変換する前に、いつも話の矛先を変えられてしまうんだ。

 その早い展開に私の脳は追いつかず、いつでも振り回されてばかり。

「諒子から聞いた」

 続けた先生の言葉に、私は「あ…」と小さく声を出した。

 破られたドレスのことを言っているのだと気づいて、少し俯く。クラスメイトたちだけじゃなくて、私に投票してくれたらしい先生にも何だか申し訳ない。

「…結局、皆の期待に応えられなくて…」

 自嘲するように少し笑って、私は手すりを掴む手に少し力を込めた。

「そりゃしょうがねぇだろ。お前のせいじゃねぇんだから」

「……でも…」

 元々自分に優勝なんて大それたことできるとは思っていなかった。皆のお願いを無下に断ることもできなくて、出場するだけは…と思って引き受けたことだった。

 だけど、さっき優しい皆の言葉を受けて自分が情けなくなった。そしてそんな彼らのためにフェアに戦うこともできなかったことが悔しい。

 真っ向勝負で負けたのなら清々していたと思う。でも、今回は悔しさだけが残る。

「……っ」

 気を抜けば悔し涙が流れてきそうで、私は唇を引き結んだ。だけどそれすら先生は見透かしていたのか、少しだけ離れていた距離を静かに詰めるとそんな私の方へスッと手を伸ばす。

 グイと勢いよく引き寄せられ、驚いているうちに腕の中にすっぽり包まれてしまった。

「……先…」

「頑張ったよ、お前は」

 後頭部に回された手が、子どもをあやすように優しく撫でる。

「~っ」

 絶対に泣きたくなんてなかったのに、そんな静かな一言で自分の中の何かが決壊した。それまで押し留めていた感情全てがぶわっとあふれ出して、声にならない声を絞りだす。



 声を押し殺して泣く私を、先生はぎゅっと抱きしめてくれていた。その腕は温かくて、愛されている実感を持っていたあの時と変わらないことに余計に目頭が熱くなった。

 変わらないのに…この腕も、先生のこういう優しさも。どうして2人の関係だけが変わってしまったんだろう。

 泣きながらそんなことを考えていたまさにその瞬間…だった。




「ゆかこーーー!!!」

 校内のどこかで、誰か女子生徒がそう大声を上げているのが聞こえてきた。

 「彼女」とは他人であるはずのその「同じ」名前は、私たちには曰くのありすぎるもので思わず私は先生の腕の中でビクリと肩を震わせて反応してしまっていた。

 そして、条件反射のようにバッと先生の腕から自分の体を押し戻す。

「……あ」

 思わず見上げた先生の顔は、いつもと変わらない。ただ私だけが、露骨に動揺してしまっていた。

「あの…」

 その「名前」に反応してしまったことを、隠す術すらない。だから逆に、子どもな私はあえて無理して笑うしかできなかった。

「由香子さん…は、お元気ですか…?」

 自分でも何を口走っているんだ、と思わなかったわけじゃない。でもこの時、ここまで露骨に反応を示しておいて無視するほうが不自然だと思えた。

 だからこそ尋ねてしまっていた。本当は、彼女と先生のその後なんて聞きたくないのに…。



 先生は、そんな私の不自然すぎる問いにもいつも通りクールだった。

 感情を出すこともなく私から体を離すとまた手すりに寄りかかる。そうしてあさっての方向を見上げながら、そのまま「…さぁ」と静かに呟いた。



「知らねぇな。あれから会ってねぇから」

「…………え…?」



 思わず長い間を空けてしまってから、私は目を見開いて小さく呟くので精一杯だった。思ってもみない答え。予想していたものとはかけ離れすぎていて、頭がついていかない。



『あれから』…?



 先生の言う「あれから」で私が思い当たるのは、あの日由香子さんの電話で先生がアパートの部屋を飛び出して行った時だ。

 でもあの時は…私を置いてでも…いや、私と別れてでも彼女の下へ行くことを選んだはずだ。

「…先生…?」

 その真意が見えなくて、私は弱々しい声で呼びかけることしかできなかった。




 私は…どこかで何かを間違えていたんだろうか。

 てっきり先生はあの時私より由香子さんを選び、2人はヨリを戻したんだと思っていた。

 でも…実際は……?



 そう疑問に思った時、校舎内に放送が流れるお決まりの音が聞こえた。

『化学の本城先生、お電話です、職員室までお戻りください』

「…んだよ、文化祭中だっつーの」

 面倒くさそうに手すりから体を起こした先生は、そのまま私を一瞥する。

「じゃあな」

 短く言って長い足で歩き出そうとしたけれど、そのスーツの袖口を意図するより早く私は掴んでしまっていた。

「…? 何」

 首を捻って振り返った先生の目を、直視できた自信はない。




「…話したいことがあるんです。…聞きたいことも…」

「……」

 やっとの思いで、それだけを言うのが精一杯だ。

 そんな私を言葉なく見下ろした後、先生はその大きな手を、花を飾ったままだった私の頭にポンと乗せた。

「資料室で待ってろ」

 小さく告げて、そのまま屋上の扉の方へ向かう。その後ろ姿を見つめながら、私は思わず先生の触れた場所に手をやってしまっていた。




 私の想いだけが変わらず取り残されて、先生の方はもう未練もないくらい変わってしまったんだと思っていた。

 でも…本当は? 別れてからの優しい言葉の意味も、キスの真実も勇気がなくて聞くことすらできなかったけれど、私の予想できていなかった何かがあるのかもしれない。

 先生の話を…先生が1人で抱えている「真実」を、きちんと聞きたいと素直に思えたのは別れてから今が初めてだ。




『お前が本気でその答えを欲しいと思った時に、ちゃんと答える』

『耳を塞いで心のどこかで聞きたくないと思ってるうちは、答えられない』

 



 いつだったか、先生に言われたそんな言葉を思い出した。




 今の私なら…耳を塞がないで、聞きたいことは聞けるだろうか。

 先生があの時何を考えて、今は誰を想っているのかを。



 そんなことを考えて、私は目を閉じて深呼吸を繰り返すと意を決したように資料室へ行くために屋上からの階段を下り始めた。





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