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NGC 1952 ― 漂白前の観測記録 ―  作者: くろーばー
第一章、『泥濘に咲く火、天を欺く星』
4/7

『泥鼠の叛逆(アダナスモノ)』

スバルの目覚めたばかりの能力『天対者アダナスモノ』の特殊能力『雲泥之星リバース・ステラ』によるバフ効果で全ての能力に高倍率の能力上昇がかかっているのにアマキには及ばなかった。

すでに戦闘は始まっている、アマキは『白いナニカ』ではない能力で結界を隔て、外部との遮断を行っているようだ。スバルは馴染んできた黒い泥のような魔力を腕や足に集まり自然と戦闘態勢をとっていた。


(これが神権(アルカナ)持ちの威圧感....!)


空気が震え、一層硬くこぶしを握るスバル、額には汗が垂れてきていた。

スバルの汗が顎から落ち、地面に接触した瞬間。スバルの眼の前にアマキが立っていた。


「はy」


まさに刹那の一撃。アマキはスバルに自身の闘気と魔力を練り上げた拳でスバルの腹を殴っていた。その場にしゃがみこみスバルは嘔吐した。


(腹!腹に穴あいてねぇよな⁉)


自身の腹を確認し、少しだけ安堵する。一瞬本当に空いたのではないかと錯覚させるほどの衝撃、スバルは吐いた後直ぐ涙目になりながら噎せ込んだ。つかさずアマキはスバルの頭を踏みにじる。


「路地裏の鼠風情に成り下がった(ゴミ)に僕が倒せると本気で思ったのか?」


(やばい、このままじゃ何も…あの家族も救えないまま終わっちまう!それじゃあ何も、何も変わんねぇじゃねえか!)


このままでは何物にも成れないまま終わってしまう、というスバルの深層心理が働いたのか、「それ」は突如として溢れ出した。


「なんだいこれは?」


アマキが冷静に質問をしつつも顔をしかめつつスバルから即座に離れ様子をうかがう、だがもう「それは」止められない。

「それ」の正体はスバルが忌嫌っていた素養ギフト慈弱者ヨワキモノ』の特殊能力、『瑠停之泥マーシュ・ターンプレアデス』によるものだった。

――『慈弱者ヨワキモノ』。

スバルが忌み嫌い続けた、他人の痛みや悪感情を吸い上げるだけのゴミのような力。

だが、六年。

六年分の「絶望の蓄積」は、もはや神の理すら塗り替える猛毒へと変貌していた。

効果は『慈弱者ヨワキモノ』で集めた悪感情や負傷ダメージ魔泥マデイに変換し解き放つ、魔泥マデイの効果はスバル以外の相手に付着している面積と相手の周りにある量に比例して鈍足、魔力妨害をかけ、スバルには魔力供給と回復効果、俊足を微妙に付与する。

本来なら、足止め以外役には立たないしデメリットの方が大きいまである位の糞能力のハズだった。だが今まで貯めてきた「蓄積」が桁違いだった。それだけの話だ、聖なる結界のすべてを魔泥(マデイ)で塗りつぶさんとするとする『瑠停之泥マーシュ・ターンプレアデス

ドロドロとした黒い泥がスバルを中心として急速に広がっていく。

スバルからしたら今が絶好のチャンス。『天対者アダナスモノ』の『雲泥之星リバース・ステラ』に釣られて魔泥マディまでその拳に集まり魔力純度を一気に高め纏い放つ『雲泥之星リバース・ステラ』のもう一つの技。スバルは自分の身など考えずアマキの元へ走って行った。流石に蓄積が大きいため、本来なら微々たる量しかかからないハズの俊足と回復効果が普通にバフとして成り立っていた。

(腹はまだめちゃくちゃいたいけど、男を魅せろ!スバル!)

今出せる全てをこの拳に乗せて、

「さて、高見の見物は終わりだぜ、泥濘こっち側に引き釣り込んでやるよ『逆転之星リバース・ステラ』!!」

なんかどこかのメ◯スの汚い版みたいになっちゃった

慈弱者ヨワキモノ』の能力なんですけどデバフやダメージを集めて蓄えるのと、共感力が上がる能力です

+aで『瑠停之泥マーシュ・ターンプレアデス』ダメージをデバフに変えて魔泥マデイとして放つのが能力

一応魔力にも変換できますが凄く効率が悪いので魔泥マデイとして使用したほうがいいです

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