フライングスイーツ
投稿遅れたのは新シナリオのせいだよ!!
「だーかーらー!ぼくはさいきょうのきしだぞ!ものをつくるのはおにいちゃん!」
「そうだよねー、またねー」
手を振りながら去る。
「家具を置くのはまだあとかなー。うーん、少し腑に落ちないけど本来の目的の馬小屋に行くか」
〈家〉
「そういえば早めに名前決めないといけなかった、まぁ旅の途中に思いついた名前にしよ」
魔法陣の上に乗る。すると目の前が家から街に変わる。
〈馬小屋〉
「ふぅ、なんか疲れた」
突如現れた少女に視線が集まる。小屋の中から老人が出てくる。
『おやおや、もう革を持って来たのか。ほれ、見せてみろ。』
インベントリからダルウェンの革を取り出す。
『これは……上質な革じゃな。これを持って好きな馬を選ぶと良い。』
【手綱を手に入れた】
『馬を決めたらここまで持ってくると良い。名前もつけてやるぞ。それに…………もう行ってしまったか。』
走り去った彼女にその言葉は届かない。
「かわいいー!どうしよ、足の速い馬もいいけど見た目も大事だよね。この茶色の子かわいいー!看板に詳しく書いてあるんだ」
そのようなことを何度も繰り返す。そして一時間が経過したとき……
「この子にする!」
そう言いながら芦毛の大柄な馬を老人に渡す。
『ほう、この馬にするのか。かなり気性の荒い馬じゃが問題はないかね?』
「大丈夫です!」
『名前は決めたか?決めたら教えてくれ。』
「えー、じゃあ「いちご大福」でお願いします」
『いちご大福じゃな。ほれ、鞍も付けたからいつでも乗れるぞ。馬はこのベルを鳴らすと来てくれる、そして毎日の手入れを怠ると機嫌が悪くなる。食事は…………ということじゃ。』
【クエスト:「馬小屋のお手伝い」をクリアしました】
【愛馬の呼び鐘を手に入れた】
老人からの長い説明を受け終え、呼び鐘も貰い、次の街を目指す。
〈アパタイト草原〉
「えーっと、呼び鐘を鳴らすと……」
何処からともなくいちご大福が現れる。そして彼女の前でしゃがむ。
「よーし準備万端!次の街を目指して出発だー!」
そう意気込む彼女に襲いかかるのは、大量のゴブリンや巨大な川、そして飛び交う魔法。その中を彼女達は……
「いい景色だねー」
氷の板に乗って飛んでいた。馬を貰った意味はあるのか自問自答をしたが
「可愛いから」
という理由で連れている。
「あ!あれ新しい街じゃん!」
芦毛の大柄でいちご大福?そんなまさか




