かわかわかわ
名前のネタがない!
「大成功だー!」
そう空高く飛ぶ彼女の近くに魔法陣が出現する。
「あ!ニーナさんもう来てくれたんですねー!今乗りますー!」
地上に戻り、魔法陣に乗って動空船に移動する。
「あ、りゅーちゃんおかえりぃ。今飛んでたように見えたけど気のせいだよね?」
「気になりますか?これを使ったんです!」
そう言いながら手に着けた氷のブレスレットを見せる。
「……なにそれ?」
「私の作った氷を改変したやつです!魔法を使って空中に動かしたら浮けるんじゃ無いかなーと思ったらできたの!」
「すごいねぇ。腕痛く無いの?」
「痛く無いです!」
そう言いながら空を飛ぶりゅーを眺めながらニーナは思う。
「みんな飛ぶのすきだなぁ」
その言葉を口には出さない。自分が一番飛んでいることがわかっているから……
「それで、りゅーちゃんはどこに行きたいのぉ?」
「トルマリンシティの馬小屋に送って欲しいです!」
「了解!じゃあしゅっぱーつ」
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「じゃあねぇ、クエストがんばってぇ」
「はい!」
〈馬小屋〉
「ただいま戻りました!」
『ダルウェンの革を持って来てくれたか。ほれ、見せてくれ。』
「はい!」
インベントリから取り出す。
『これは……ダルウェンの皮じゃな。』
「はい!皮です!」
『わしが頼んだのは革じゃ。』
「???」
『皮を加工すると革になるのじゃ。やり方は近くの家にでも聞けばよい。』
そう伝えられて、追い出される。
「適当すぎない?」
そう呟きながら近くの家を訪ねる。
「すみませーん!皮を革にする方法知りませんか?」
「そこ空き家ですよ。馬クエストしてるんですね、皮を革にするには職人の人を探せばいいですよ」
近くを通りかかったプレイヤーに教えてもらう。
「ありがとうございますー!」
そう言いながら走り去る。行く場所?困ったらあそこに行けばいいじゃないか!
〈お弁島〉
「本当にすぐにここに来れるんだー。翼輝石もらっておいてよかったー」
「お、確かりゅー?さんだよな?」
「あ、はい!敬称略で大丈夫です!ゼンネンさんですよね?」
「おう、これからよろしくな」
「「気まずい」」
二人の思いが重なる。
「あー、一応この島の説明しとくと、あそこが俺の家で、あっちが不可避レ宅、あそこがニーナの家だな」
「ありがとうございます!」
「そういえば、りゅーの家はまだ作られてないんだな。ニーナに今度言っとくけど、どこに作りたいとかある?」
「どこでも大丈夫です!」
「じゃ、作っとくわ」
ゼンネンがハンマーを取り出す。
「じゃあ川の近くに建てとくわ」
「ゼンネンさんって大工なんですか?」
「職人系ならほぼ全部できるよ。神の両腕って言う職業やらせてもらってるんで」
りゅーが皮を取り出す。
「烏滸がましいとは思うんですけど、これを革に出来たりしますか?」
「あー、ダルウェンの皮か、できるよ。少し貸して」
ゼンネンに皮を渡す。
「できた」
すぐに返される。
【ダルウェンの革を手に入れた】
「ありがとうございます!親切にしてもらって!」
「じゃあクエスト頑張って」
「そういえばニーナさんいない時はどうやって街に帰ればいいんですか?」
「俺ここから出ないから分かんない」
見つめ合う二人……
「「気まずい」」
じじいは近くの家が空き家と知ってるらしい。
ニーナはどこに行ったかって?仕事場だよ




