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成長の分かれ道

初めて予約投稿を使ってみた

〈トルマリンシティ〉


「ただいまおじいちゃん!美味しいお肉持って来たよ!」


看板に背をかける老いぼれに話しかける少女。この光景だけを見ると異常だがこれはクエスト、それも現在未発見の「完全初見(このゲーム初)クエスト」である。だがそれを知るものはいない。それは「星」すらも知らない。


『なんと、本当に持って来てくれるとは。やはり、お主には感謝しても足りんのぉ。』


「いえいえ!私なんかに感謝の言葉は勿体無いですよ!じゃあ、これどうぞ!」


「ダルウェンビーフ:レア」を渡す。高額な(六百万の)肉なだけあって渡す時にかなりの葛藤があったが気にしない。


『ほぅ、なんと「レア」を持ってくるとは。お主からそれほどの経験を感じなかったが、儂の目も衰えたのう。』


これ遠回しに貶されてるよね?お肉返してもらおうかな。


『ほっほっほっ、冗談じゃよ。口に出さんでもお主の考えていること顔を見ればわかる。』


今の心の声がバレてる!?このおじいちゃん只者じゃない…


『報酬が欲しいのじゃろう?』


お前の目は節穴か(老眼じゃねぇか)


『旅する者よ。そなたは何を求める。巨万の富…全てを負かす力…この星の経験…ほれ、言ってみろ。』


ん?どういうこと?巨万の富はそのままの意味だと思うけど、全てを負かす力も要するに最強になりたいか的なやつだよね?じゃあ最後の「この星の経験」って何?あー!不可避レでもニーナさんでもいいから答えて!


「………なんか、便利なアイテム」


『こりゃぁ難しいのぉ…お主に合うものじゃと「運鈍根(ヒビカセ)」じゃのう。』


「じゃあそれください!」


『これじゃ。』


「えっ、これだけですか?」


咄嗟に思ったことが口に出てしまう。

りゅーの手元に、目覚まし時計程大きさの重い石を渡される。


『足りんか?確かに、今それを手に入れても、「ダルウェンステーキ:レア」よりも価値があるかといったら無いかもしれんのぉ。今回は特別にもう一つ言ってみぃ。』


「最強の魔法!」


次は迷いを捨て、真っ直ぐな言葉で言う。


『ほっほっほっ、若い時は謙虚になるだけじゃなく強欲になるのも大事じゃな。ほれ、これを使うと良い。』


そう言って渡されたのは巻紙のようなもの。受け取った物を全てインベントリに入れる。説明とかはこの後にじっくり読みたいからね。


『ではまた、時が来た時に会おう。』


そう老いぼれがつぶやいた瞬間、目の前が船内に変わる。


〈動空船〉


「わぁ!目の前にいきなりりゅーちゃんが現れた!どうやって侵入したの?」


そして横にニーナさんがいる。おそらく、強制的に飛ばされたのだろう。と考える。


「分かんないですけど、クエストをクリアした瞬間飛ばされました!なんか、おじいちゃんからのおつかいクエストです!」


「そんなクエスト初めて聞いたなぁ、ランダムクエスト系なんだろうね。どっかのスープみたいに人気者になっちゃうよー。まぁ、クエストクリアできたなら早速買い物にいっちゃおう!」


「おー!」








欲しいものはルーレットで決めた結果、便利アイテムと最強の魔法になりました。他のやつ↓

・最強の武器防具

・星の経験

・めっちゃ良い運

・特別アクセ

・富

・権力

ここで星の経験引いてたら熱かった

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