着陸と出航
不可避レは一部ではかなり有名な方
「ごめーん、強制ログアウトされてた。なんかボロボロじゃん、車もないし」
「ちょっと牛と戯れてただけ。帰るぞ」
「ちょ、お肉は?」
「もう集めた。『リポスレグ!』とりあえず早く乗ってくれ」
視線を横に向けるとそこには半透明になったりゅーの姿が。
「ゆっくり一人ドライブでもしますかね」
『残量3%』
「たまには歩くことも大事だよね!」
ログアウトしているりゅーにメッセージを送る。「はよ戻って来い」
「ただいま〜着いてないのになんで呼んだの?」
「いやぁ、車の残量が切れちゃって」
「つまり、このダルウェンだらけの歩いて港まで行くってこと?」
「まぁそうなるね、他にもやろうと思えばできると思うけど」
「じゃあ後者でよろしく」
「『我が手よ!』とりまこれ乗って」
でかい箱の上に乗る。
「『腕を解放せよ!』目的地を港に設定して、かっとばせー!」
不可避レの構えたバットのようなものによって箱ごと吹き飛ばされる。
「あばばばばばば」
あいつは後でしばく。
〈港〉
ズシィイン!!
港に轟音と共にでかい箱に乗った少女が届く。
「イベント!?」
「また隕石イベ?キレていいかな?」
「なんか黒い箱が飛んで来たらしいよ」
「上にプレイヤーいるし新しい乗り物系じゃね?」
ズシィイン!!!
先ほどよりも少し大きな物が降ってくる。
「何これ?大規模クエスト?」
「あれ、不可避レさんじゃん」
「あの人またやらかしたのかよ」
「人をそんな変な人みたいに呼ばないでほしいな」
「うおっ!喋った!」
「本物初めて見た!写真撮ろ!」
人を動物園の動物みたいな扱いをするな。そう思いながら周りを見回す。あいつもこの周りに着いてるはずだけど、いた。
「不可避レさんと同じのに乗ってる人知り合いですか?」
「それどこで手に入るんすか?」
四方八方から言葉が飛びかう。その中を潜り抜けながら、りゅーを呼び、共に走る。
「んー、あいつらどこにいるの?もうそろそろ約束の時間なのに全然こないじゃん」
「りゅーちゃんはともかく、あいつは時間に遅れること滅多にないし、あ、メールきた。今りゅーちゃんと合流してフビー島に行ってるらしいよ」
「はぁぁああ?こっちは集合よりも早くきて待ってるんだがぁぁああ?」
「どうする?私の動空船で行く?」
「出航じゃぁあ!」
新キャラの名前とかもろもろを考えてるとニヤニヤしてしまう




