1話
「はぁっ。はあっ。」
あぁもうダメなんだ。
また死ぬんだ。
産まれてから何にもいいことがなかった。
産まれた頃から何故か知識があった。不思議なガキだと言われた。
4年間まともなのを食わせて貰えなかった。
一人で食べていくしか無かった。
「あっ!!」
ずさっ!!!!
もう死にたい。こんな目になってまで生きたくない。
後ろにはお腹がすいたのかヨダレを垂らすクマが。
いいなぁ、、。君は強くて。私も強かったらひとりで生きれるのかな。
今度産まれ変わる時は強い男性に産まれたいなぁ、、。
ズシャッ!
最後になにかの血が飛び散るのを見ながら意識が消えた。
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パンっ!!
『レオナ!!!』
大丈夫。貴方は私が絶対護るから。誰にも殺させないから。
『れ、、お、ん。、、、あ、、、い、、して、、、る、、よ。』
『あぁ!!レオナ!!!逝くな!!俺を置いていかないでくれ!!!』
泣かないで。貴方には笑っていて欲しい。私ができなかった分まで。そして全部終わったら教えて。
『、かぞ、、、、く、、で、、、いて、、、、く、、、れて、、、、あ、、り、が、、、、、と、、、う』
『あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
バイバイ。私の大切なお兄ちゃん。
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「っ!!!!」
あれ、、?ここは?私、、生きてる?
冷や汗が溢れて止まらない。
さっきの夢。怖かったけど理解した。
あれは前世の私だ。
あぁ、、そっか。生まれ変わりってホントにあるんだなぁ。
『結局生まれ変わっても親に関しては恵まれなかったなぁ、、、。』
てかここはどこだ?
周りを見ると木材で出来たなんだかオシャレな家。
そしてふかふかの布団。
うん。まじどこ?
私が困惑してるとドアが開き白いお髭のおじいさんがでてきた。
、、、あーいうお髭の人初めて見て少しテンションが上がっているとおじいさんが心配そうに話しかけてきた。
「おぉ。起きたのか。体は大丈夫じゃったか?」
「っはい。」
私は声を出そうとするが上手く出なかった。
あれ?おかしいな。さっきは普通に出たのに。
「ほっほっほっ。そうか。お腹すいたじゃろう?お粥を持ってくるから少し待っててのぅ。」
私はありがとうの意味を込めて思いっきり頭を下げた。
頭を打っても痛くなかった。すごい。
感動してるとおじいさんがあたたかそうなお粥を持ってきてくれた。
「ほら。まだ起きたばかりだからゆっくり食べるんじゃよ。」
「っありがとうございます。」
「いいんじゃよ。」
久しぶりに暖かいまともなご飯を食べてお腹がびっくりしたけどとても美味しかった。
「本当にありがとうございました。とても美味しかったです。」
「それはよかった。そういえばなぜあんな所に倒れていたんじゃ?あやつが助けてやらねばお主死んでおったぞ?」
「あ、えっと、、。」
私がそこまで言いかけたところでドアが開いた。
「、、、起きたのか。」
その時の出会いは私は一生忘れないだろう。
『フウキ!!!』