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第零話 二人の未来の話

   今日は12月24日いわゆるクリスマスイブ。



「ん、おはよー、さぶっ」

「ああ、おはよう」


 目の前にいるのは女子にしては少し背が高く、ある程度の大きさの胸部、細い体のラインと完全に人の理想形を形どったような女子高生。

 色素が薄いのか少し緑がかった蒼黒そうこく色の瞳、綺麗な黒い髪。

 誰がなんと言おうと可愛い容姿だ。


「今日の朝ごはんはなんだい?優人君」

「今日は梓の好きな和食だな。もうちょっとで作り終わるから着替えておいで。パジャマ洗うから」


 優人君と呼ばれた少年は柊優人ひいらぎゆうと

 梓の同居人…というより家主兼クラスメイト、また梓の恋人。


「やったね」


 そして緋衣梓ひごろもあずさ、それが彼女の名前。

 梓はウキウキで着替えに行った…と思ったら戻ってきて楽しそうに言った。


「覗きに来ちゃダメだよ?」

「行かないから安心して着替えてきなさい」

「なんかそれはそれでムカつく」


 梓はちょっと不満そうに頬を膨らませてみせた。

 そんな梓が可愛くてつい笑みが溢れる。


「なんで笑うの!」

「いや、だって可愛かったから」

「まったくもう」


 梓はそんなことをこぼしてそっぽをむいた。

 そんな様子が子供っぽくてまた笑いそうになった優人だったがまた笑うと梓が本当に拗ねるので話題を変えることにした。


「今日はこの後出かけるんだから早く着替えないと間に合わないよ」

「そうだった。楽しみだなぁ」


 そう言って梓はニコニコで支度に向かって行った。

 あの日の梓からでは考えられないほどに元気になったなと、そんなことを考えながら朝ごはんを作っていた。


 これが優人と梓の日常。



  あの日、終業式の後、学校の屋上で始まった奇妙な二人の


   恋物語

初めまして、花薄雪です。

大学受験が終わり、入学した大学にもだいぶ慣れましたので溜め込んでいたこの作品を少しづつ出してみようかなと思います。

そして、見つけてくださった方に感謝を込めて、ありがとうございます。

独学で初めて書く文章ですがこれからも少しづつ研鑽を重ねていきます。


最後に、気に入っていただけましたらブックマークや拡散などしていただけたら僕が泣いて喜びます。

誤字、脱字、衍字などは見つけ次第で気軽にご指摘ください。

それではまた次回の後書きでお会いしましょう。

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