レプリカの選択
主人公佐久間は突如現れた非日常に巻き込まれる。
現実×非日常アクション漫画
全てを決めるのは君だ。
ー高校を卒業し、特に夢の無い俺はフリーターになっていた。趣味もゲームや模型、漫画。一応小さい時から武術を嗜んでいる。
「はぁ、何かねぇかなぁ」
毎日同じ事の繰り返し。もうすぐ19歳になる俺は非日常を求めていた。
「何も無いのがいいんじゃない」
軽い笑みを浮かべながらそうツッコミを入れるこいつは同じコンビニで働いている藤崎。
「そうだけどさぁ、んー。」
特に意味の無い返事をする俺
「佐久間さんは何かやりたい事とかないんですか?」
「無いね。新作ゲームが俺のモチベだよ」
即答。少し引いた顔で藤崎が俺を見てくる。やめてくれ
ー30秒、、いや、10秒だろうか、俺には長く感じた沈黙を初めて聞くような音が遮る
「「ドォオオオオオン」」
混乱する2人、外を見る客
「今の、、なんなんだろうな。」
「ちょっとスマホ持ってきますね。」
仕事中なのをお構い無しにスマホを取りに行く藤崎。
「これ!ニュースでやってる謎のロケット。結構近くに落ちてますね。」「えっ。。」
ニュースを見ながら急に驚いた声をあげる藤崎
「どうした??何かあったの?」
そう言ってスマホを見る俺。
「は???」
そこに映っていたのは俺。
画面に写っている俺が口を開く。
「聞け。我々はオリジナルである星、お前らが言う地球と似た星から来た。」
「我々の文明は貴様らよりも発展しているが、生命体が不足していて、クローンであるお前らをこの人口星に起き、不測の事態に備えていた。」
「え?なになに??ん?は????どゆこと??」
凄く混乱する藤崎。
「わからんわからん」
画面に自分が映っていてさらに意味不明な事を言われてる俺は混乱。恐怖。興奮。
更に喋る自称オリジナル俺
「この世界で我々が独自にランク付けし高ランクだったものを連れて帰る。その星でお前たちは過ごしてもらう。」
「はあ?んー、夢かな??」
確かに有り得ないし、非現実的すぎて飲み込めない俺
「いや、私もそうおもったんですが、どうやら本当らしいですよ。それにしても、佐久間さんのそっくりさんやべぇっすね」
どうやら現実らしい。てか、まじやべえ
オリジナルが言う。
「今から1週間時間をやる。好きな人との時間を過ごせ。」
オリジナルはそう言い残すと消えてしまった。
「いやいや、ぜんっぜんわからん」
焦る藤崎
「俺もわけわかんないよ。」
「とりあえず仕事終わるまで待つか。」
まずは焦らず慎重に、心臓バクバクしてるけど何とかポーカーフェイスで対応する俺。
「いやー、でもあれ本当に佐久間さんに似てましたよね。てかもはや本人??て言うかあれ佐久間さんさんのオリジナル??って事じゃ」
ようやく脳内整理できた藤崎が言う。
「うん。ぽいね。やばいかも、どうしよう」
藤崎に言われやばさを更に理解した俺。
「佐久間さん。私今日少し残るんで、佐久間さん早上がりしましょう。目立っちゃいますし」
気の利く後輩藤崎。
「悪い。まじ助かる。今度なにか奢る。」
少し安心した俺。直ぐに事務所に向かい着替え始める
事務所で冷静になった俺は事の重大さを考える。
前代未聞、オリジナルの俺、未知のトラブル
さぁ、、血の気が引いていく。
やばい。やばい。マスクで顔を隠して帽子深めに被って……
「ジリリリリリ」「ジリリリリリ」
ビクッーー
俺の電話がなっている。母さんからだ。
「あんた、大丈夫なの?あれは何?今どこにいるの?」
「お母さん心配で」
少し震えた声で電話をかけてきたお母さん。
「お母さん落ち着いて、今家に帰るから」
お母さんを落ち着かせようとゆっくり落ち着いた声で返事をする俺
「うん、大丈夫ならいいわ、気をつけて帰っておいで」
「わかったよ」
そう言い電話を切る。すぐに帰る俺。
家に帰るとそこにはオリジナルの俺がいた。
「おかえり。レプリカの俺」
初めて小説を書いてみました。時間がある時にでもゆっくり更新していきたいと思います。
まだ拙いですが暖かく見守って下さい。
コメント頂けると嬉しいです。