テスト終了
日常、バトル、ホラー、恋愛と同時に開始したアイドル系今日も今日とてアキは歌って踊る。
テストの返却日がやってきた。1人1人とテストが返されていく。
自分が返される時だけなぜか担任の目が怖かった。
「順位は中間の時と同じ場所に貼られているからな〜」
高島 愛生はテストの点が見えなかった。見たくなかったのだ。頑張ったのに点数が低かった時の残念感が半端ではないからだ。あと、担任の目が怖かったせいで自身も半減していた。
「順位を見て諦めようかな…」
「うげっ…」
後ろでは真田 大河は終わったような顔をしていた。愛生は無言で手を合わせて拝んだ。
そんな大河を置いて、順位発表のところへ行った。
上位三人はだいたいよく見る人たちだった。
そしてだんだん下の方を見ていくと、10位のところに…
「わ、私が10位…」
いつも下から数える方が早かったのに今回は上位の方。テストに関しては大体80を超えていた。担任の目が怖かった理由は多分この点数を信じれなかったのだろう。
「や、やった…努力って実ることもあるんだ…」
正直涙が出そうだった。それほど自分ではありえないことだった。
すぐさま事務所に帰った。
「マネージャー!!私…私10位でしたよ!」
「さすがね!アキ!あなたならできると思ったわ」
私もテレビで普段練習ではできないことを本番では奇跡的にできているアイドルを見て嘘だろうとは思ったことがあるが、本当にそうゆうこともあるかもしれない。そうとも思えた。
「斎藤マネージャーありがとうございました!」
そうして期末テストは笑顔で終われた。
Twitterやってます。
@gagagamajikkuz
更新は隔週土曜日12時の予定です。
次回の更新は2016年5月28日土曜日12時の予定です。