期末試験が始まる
日常、バトル、ホラー、恋愛と同時に開始したアイドル系今日も今日とてアキは歌って踊る。
「じゃあ、来週からの期末試験の範囲貼っとくからな〜」
また来たかこの時期が、なんてことを考える暇などなかった。高島 愛生は勉強が得意ではなかった。中間試験も正直ギリギリだった。
「ヤ…ヤバイ…」
アイドルを始めてから学力が下がったなど親に知られたら即辞めさせらるかもしれないなどと不安になっていた。その時後ろで
「はぁ〜どうせならもうちょっと頭良く生まれたかったな〜」
ため息交じりの声が聞こえた。後ろの席で座っているのは真田 大河だ。
「大河くんは頑張ってると思うよ」
彼を励まそうとしたが今は自分もテストの事で頭がいっぱいでこのくらいしか言えなかった。
「愛生ちゃん本当に優しいな〜」
さっきの言葉は正直自分でもあまりに普通のことを言ったのに優しいなんて言われてなぜか心が痛くなった。
「そんなことないよ〜タイガくんこそ優しいよ。私じゃカツアゲされてる人を助けたくても助けれないもん」
そう、私は一度、2〜3人の男たちに言い寄られていたところ彼に助けられていたことがあった。その時から彼のことが気になっていた。
時計を見た時、そろそろ移動しないといけない時間になった。
「あっ、もうこんな時間じゃあ、もう行くね」
「おう!またな」
彼はそう言い返してくれた。
その後彼女は急いで事務所に行った。
「さぁ、今日も練習頑張るわよ!」
なぜかノリノリの斎藤マネージャー。どうしたのだろうか。しかし、今はそれよりも、
「あの、斎藤マネージャーって勉強できますか?」
「まぁ、ある程度なら。」
「じゃあ、練習のあと、期末試験の勉強手伝ってもらってもいいですか?」
一瞬、マネージャーは考えた。そして、マネージャーはどこかに電話をかけた。
「今日の合コンは突如外せない用事ができたからごめん。また今度呼んでね。替えの人に当てはあるから、その人呼ぶね」
そして彼女は通話を終了させた。
「やるからには…やるからには徹底的にやるわよ!!」
そう言ってるマネージャーの目元はキラキラっと光っていた。かなりマズイことをしたのではないかと愛生は反省するのであった。
そして、
「これはね、これがこうなって…」
斎藤マネージャーは勉強も出来た。そして教えるのもうまかった。
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