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人魚姫が王子の屋敷に着いて始めて執事と出会えた事。
私は25歳の人魚姫、人間の世界と人魚の世界を行ったり来たりしている。
私達の人魚の世界には皆違う任務いわゆるクエストみたいなもの。
私の任務は雑用係みたいな物ばかりが回ってくる。
人間の世話係や掃除係、庭の草むしりなど。
「今日の任務は何だろう♪」
この時、とんでもない任務を受けてしまった事で人魚は後悔をしてしまう。
「え~、人間の王子の奴隷~。」
「始めての任務だけど、出来るかな~。」
人間の王子の屋敷に着くと、人魚姫は驚く。
「わ~。屋敷綺麗~」
とその時、人魚姫の後ろから豪華なリムジンが現れた。
リムジンの運転席から執事が出てきて、人魚姫に声をかけた。
「人魚様ですか?」
人魚姫は執事に声をかけられて我に返る。
「は、はい。そうです。私が今日からお世話になる人魚姫です。よろしくお願いします。」
人魚は深くお辞儀をした。
「王子様のお世話は大変だよ~。」
人魚はこの時まだどう大変なのか執事からの言葉からは想像が出来なかった。