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初めて知ったこと

私は6歳まで光のことをただの友達だと思っていました。

母から聞かされた真実は、7歳を迎える私にとって、とても衝撃的なものだったのです。 ハッピーバースデーあかり! そう書かれた細長い紙は天井に張られていました。

「お母さん…これ…」 「おめでとう!今日で 7歳ね!」 私の家は貧乏でもなく金持ちでもなく、普通の一般市民の家。

誕生日を祝ってもらえるのは普通のことでした。

「誕生日プレゼントの前に言わなければいけないことがあるのよ。」 「あかりにはね。妹がいるの。」 何のことか全くわかりませんでした。 「あかりのお父さん、もう、死んじゃって、いないわよね。

」 私の父は私が生まれて4年後、病気で死んでしまったのです。

「お父さんはね。

お母さんじゃない、ちがう女の人とずーっと前に結婚して、子供もいたの。

でもお母さんと知り合って、お母さんのことも愛してくれたのよ。

」 その時の私は、それがどういうことかわかりませんでした。

(今考えれば、それは父が母と浮気していたことになる。) 「その子供があかりの妹なの。でもあかりと同じ7歳だからね。」 「ふーん。」 7歳児にこんな難しい説明はありかと今は思います。 「光ちゃんっていう のよ。」

「…え゛。」


光は私が通っている

小学校の大の仲良しだったのです。



次の日。私は学校に行きました。

光は、昨日、私と同じように、親から、私と同じことを聞いたようでした。



パァン!



私は頬を叩かれました。

「…光ちゃん…?」


「知ってるんでしょ。」


「え?」


確かに私に妹がいるということは母から聞かされたけれど、頬を叩かれるようなことは、身に覚えがありません。

この物語は私の友達の話をアレンジしたものです。私はその友達のことが大好きです。この気持ちを読者の方たちにもわかってもらえたらうれしいですね。

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