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第五話 お買い物と初クエスト

「なんでこんなことに・・・」


「細かいことは気にするな。友達甲斐のない奴だな。そもそも、お前のためにわざわざ足を運んでやったんだろう」


ぶつくさと不満を漏らすジャックに、投げやりな態度でカムイが応える。


今、二人がいるのは町の中央広場だ。

ジャックは短剣を買うことに決めて、中央広場の露店をまわることにした。

ログインしてすぐにフレンド通信を送ってきたカムイにその話をすると、カムイもそれに付き合うというので、この中央広場で待ち合わせをしたのだ。

ジャックが中央広場で復活ポイントの設定を行っていると、カムイはすぐに現れた。

ジャックにとって、面白くない話を持って。


「付き合ってくれるのは感謝するけど、動機が不純すぎ」


「うるさい。黙れ」


「そもそも、おまえは部活があるだろ。なんで帰宅部の僕より先にログインしてるんだよ」


カムイこと八郎は陸上部だ。別段、強豪でもなんでもないかなり緩い部活だが、それでも放課後は練習がある筈だ。


「今日は休みだ。顧問のデッパが出張でいないからな」


デッパとは陸上部の顧問の教師のあだ名だ。あだ名の由来は文字通り出っ歯だから。


「自主トレはあったんじゃない?」


デッパは名目上は陸上部の顧問だが、陸上の経験者でもなんでもなく、はっきり言って居ても居なくてもあまり関係がない。


「自由参加だ」


「やる気ないな」


二人が雑談していると、一人の少女が息を切らして走り寄ってきた。

日本人形のような愛くるしさは変わらないが、身につけているのはいかにもファンタジーなゆったりとした白いローブだ。

いまだ村人のような初期装備の二人とは全く違う。


「ご、ごめんなさい。待たせてしまいましたか?」


「大丈夫だ、音々。おれ達もちょうどついたところだ」


すまなそうな顔をする少女、音々に向かってカムイは笑いかけた。

それを聞いて、音々の顔にほっと安堵の色が浮かぶ。


ジャックは二人を横目にしながら、小さくため息を付いた。


言いたい。かなり待ったと言いたい。

この二人の初々しい雰囲気をぶち壊したいぃぃぃ!!!


そんな思いを必死に押さえ込んでいるジャックを余所に、二人は楽しそうだ。

特に、カムイが怒っているのではないかと心配していた音々は、いつもと変わらないカムイの様子に安堵したようだった。


「それに、今回案内を頼んだのはおれ達の方だからな」


「ふふふ。そう言って貰えると助かります」


「今日一日、よろしく頼むぜ」


「いや、短剣一本買うだけだから、一日中じゃないよ」


思わず口を挟むが、二人ともジャックの言葉が聞こえていない。

ジャックは小さく肩を落とした。


昨日、八郎にタコ殴りにされた後、九郎は何があったかを洗いざらい話させられた。

そして、音々の守人への想いを聞いてかなり焦り、九郎をダシにしようと思い立った。

昨日、ジャックは中央広場を見ずにログアウトしたが、カムイもあの後すぐに狩りに出てしまったので、町の中をよく見ていなかったらしい。

だが、音々はメインクラスに治療師を選択したので、町の外に出ずに町のあちこちを歩いてまわってクエストを探していたらしい。

そこで、カムイは音々を短剣を探しているジャックの案内という名目で誘ったのだ。


ちなみに、音々のアバターはエピタフといい、サブクラスは魔法使いだそうだ。


ジャックは二人を置いて、手近な露店をのぞくことにした。


「へい、らっしゃい!!」


ジャックが近づくと、露店の店員がどこかの八百屋のような威勢のいい挨拶をしてきた。

頭にハチマキをまいた、典型的な店員の兄さんだ。


「エミル姉さんの特製ポーションだ!! 効果は保証するぜ!」


並べられた商品をみると、どうやらポーションを売っているようだ。

種類は薬草と初心者ポーションしかない。

どこが特製ポーションかと言いたかったが、店売りのポーションが最低クラスのものしかないことは最初から分かっていたことだ。


そこでふと思いついて聞いてみる。


「ここってアイテムの買い取りもやってるの?」


「あいよ。買い取りなら、こっちの台に置いてくれ」


店員の兄さんは商品の載っていない隣の台を指さした。


メニューノートを開いて何を売るべきか少し悩んだ。


ネズミの肉 × 5

ネズミの皮 × 2

木の枝   × 4

木の蔓   × 1

動物の骨  × 2

紫の花   × 1


木の枝は木炭の原料にできた筈だが、他のアイテムは何に使えるのか分からないので、売るべきかどうか判断が付かない。

ちらっとカムイ達の方を見るが、いまだにおしゃべりに夢中になっている。


しばらく悩んだ後、試しに店員の兄さんに見せてみることにした。

AIが見せたアイテムを認識すれば、それについての情報を得ることができるかもしれない。

メニューノートの所有アイテム欄からアイテムを選択し、ネズミの肉の実体化を実行する。


「これは何に使えますか」


「ああ。これはネズミの肉だね。家畜の餌や肥料に使われることがあるけど、病気になる可能性があるからあまり使い道はないな」


「買い取ってくれますか?」


「1Gだよ」


「安っ!」


考えてみれば、チュートリアルででてきたモンスターのドロップアイテムなのだから、それほど価値のあるものではないのだろう。


他のアイテムを次々と実体化させてきいてみる。


ネズミの皮は人間の装備には使えないが、道具の保護材として使えるので、10Gで売れる。


木の蔓は耐久性は低いがヒモ代わりに使えるので、2Gで売れる。


動物の骨は装飾品の素材として使えるので、5Gで売れる。


紫の花は鑑定しないと何の花か分からないため、使い道は分からないが2Gで買い取るという。


「鑑定って、どうやってするんですか?」


「そのアイテムを使う職業なら一目で分かるよ。それ以外には専門家に聞くことだね。花なら植物学者だね」


「植物学者ってどこに居るんですか?」


「さあ? この町には居ないな」


しばらく考えた後、木の枝と紫の花以外を売ることにする。


台の上にアイテムを乗せると、台の手前に実行というボタンが現れる。


「37Gになるよ。これで良いかい?」


売るアイテムを全部のせて実行ボタンを押すと、店員の兄さんが訊ねてきた。


「お願いします」


ジャックが頷くと、台の上のアイテムが消えて一瞬だけ何かが詰まった袋が現れ、その直後にシステム音が鳴る。

メニューノートを開いてみると、所持金が287Gになっていた。


「おい、どこ行ったのかと思ったぞ」


そこに、ようやくジャックが居なくなったことに気付いたカムイ達がやってきた。


「不要なアイテムを売ってただけだよ」


「それで、いくらになったんですか?」


「現在の所持金、287G」


「そ、そうですか。大丈夫ですよ。そもそもこの町には初心者向けの装備しか売っていませんし、ちゃんと買えますよ」


音々が慰めるように言った。

ジャックはそもそも買えるかどうか心配だと言った覚えはない。

明らかに音々の方が不安になって居るのだろう。


「プレイヤーメイドの方が性能が良いんだよね」


「基本的にはそうだな。でも、昨日サービスが始まったばかりだからな。店売りの武器より良いものを造れる奴はまだ居ないだろう」


カムイが冷静にジャックの言葉を否定する。


「そうなると、わざわざ探さなくても、その辺にの露店で買えばいいかな」


「あ、でも、もしかしたらドロップアイテムが売ってるかもしれませんよ」


「ドロップアイテム? でも、店を持ってるプレイヤーは居ないから無理なんじゃないかな?」


店に売ってしまうとそのアイテムは消滅し、もう店頭には並ばない筈だった。


「いえ、委託販売をしてくれるNPCが居た筈です」


「へぇ、じゃあ、行ってみようか」


そうして、音々ことエピタフが案内してくれたのは、中央広場の一角にいる怪しげなフードの男の店だった。


「・・・・・・」


フードの陰に隠れて顔の上半分が見えない。その口元には皮肉げに歪んでいた。


昨日会って慣れているのだろう、エピタフは男の様子を気にすることなく商品を見る。

ジャックとカムイは男の姿を見た瞬間、思わず引いてしまったが、すぐに何でもない顔をして同じように商品を見る。

女の子の前で無様な姿を見せたくないという、思春期ゆえの見栄だ。


「短剣はこれしかないみたいですね」


エピタフがそう言って並べられた商品の一つを指さす。


スローイングダガー  2000G

 分類:短剣 ATK:7 攻撃属性:突 耐久性:18/18 特性:投擲可


「買えん」


「ですよね」


武器としては初期装備に比べると優秀だが、所持金がゼロ一個足りない。


ジャックはちらりと自分の武器と比べる。


初心者のハンマー

 分類:ハンマー ATK:5 攻撃属性:打 特性:DEX-1


ATKとは武器の固有の攻撃力の値だ。

短剣なのに、ハンマーよりも攻撃力が高い。

投擲にも使えるのなら、弓使いにも有用だろう。ただ、使い捨てだったら、コストパフォーマンスは微妙だが。

初期装備よりもドロップアイテムの方が性能はかなり上なのは確かだろう。


「無理に買わずに、ドロップを狙ってみるのも手かな?」


「いや、それは期待しない方がいいだろう。どのモンスターが何をドロップするのか、全く分からないからな。もうしばらくすれば攻略情報もでてくるだろうが」


「あ、そういえば、グレイウルフはエストックっていう剣をドロップしたよ」


「もしかして、江田君が使ってたやつ?」


「うん」


「あれって、どれくらいの性能なんだ?」


「確か・・・ATKが20ぐらいだったかな」


「「高っ!!」」


グレイウルフは本来、戦うのはもっと攻略が進んだ後の筈なので、その分ドロップアイテムも高性能なのだろう。


だが、守人の、レイモンのチートっぷりをここで問答してもしょうがない。

NPCの露店に向かうことにした。


「短剣ですか? こちらになります」


武器を扱っている露店を見つけたので短剣がないか聞いてみると、露店商は二本の短剣を並べた。


ナイフ     100G

 分類:短剣 ATK:1 攻撃属性:突 特性:なし


ダガー     500G

 分類:短剣 ATK:3 攻撃属性:突 特性:なし


「短剣の攻撃属性って切じゃなくて突なんだね」


「間合いの短い短剣だったら、切るよりも刺すのに使うかもな。でもたしか、攻撃属性が切の短剣もある筈だぞ」


「どういう違いなんでしょう?」


「多分、刀身の長さか何かだろうな」


このゲームの武器には大まかに三つの属性がある。


切りつける武器には"切"の攻撃属性。


刺す武器には"突"の攻撃属性。


殴りつける武器には"打"の攻撃属性。


基本的には攻撃属性によって威力の違いはないのだが、一部のモンスターには特定の攻撃属性に耐性を持っており、ほとんどダメージを与えられない場合がある。

例えば、アンデットモンスターの多くは"突"の攻撃属性に耐性があり、本来のダメージの三分の一程度のダメージしか与えられないという。


「まあ、いまはまだ攻撃属性は気にしなくていいだろう。それよりも、ジャック、どうする? 買うか?」


「どうするかなぁ」


「ATKが1は厳しいね」


三人は買うかどうするか悩んだ。

ジャックの所持金ではナイフしか買えないが、ナイフはATKが1だ。

これなら今のハンマーの方がマシかもしれない。


しばらく悩み、ようやくジャックは決断した。


「決めた。当分はハンマーでがんばるよ」


「そうですね。それがいいかもしれません」


「いや、まて。諦めるのはまだ早いだろう。もっとましな武器を売ってるプレイヤーが居るかもしれん」


さっき、そんなプレイヤーは居ないって言ったのは自分だろう。

そう思って呆れたジャックは、すぐにカムイの真意に気付く。

ここで買い物が終わってしまったら、エピタフと別れることになる。それを心配しているのだ。


本音を言えばここで別れたい。

否、この二人を別れさせたい。デートなんぞ許さん。

だが、女の子の前では格好を付けたいという見栄が邪魔をした。


「いや、今日は諦めるよ。これからクエスト探しに行こうと思う」


「ジャック、だが・・・」


「だからカムイ、今日付き合ってくれエピタフさんのお礼に、彼女の護衛をしてあげてくれないか?」


「わ、私? え? 護衛?」


何を言われたのかよく分からず混乱してしまっている様子に、ジャックは思わず笑った。


「昨日サービスが始まったばかりなんだから、エピタフさんもまだ薬草の数が足りないんじゃない」


「・・・あ」


「町の外に採取に行くんなら、戦闘職のカムイと行った方が安心だよ」


「でも、カムイ君に悪いし・・・」


エピタフはジャックの言わんとすることを理解したが、自分の都合にカムイを付き合わせることを反射的に遠慮してしまう。


「それなら大丈夫だ。おれはこの後狩りに行く予定だったけど、ソロじゃそんなに奥には行けないからな。森の薬草の採取ポイントあたりなら、おれには丁度いい」


チャンスとみたカムイが間に割り込み、エピタフの不安を払拭する。


「あ、もちろんモンスターどもにはエピタフに指一本触れさせないからな」


「カムイ君・・・」


「『モンスターどもには』ってことは、自分は触れるつもりなんだな」


「大船に乗ったつもりでいてくれ」


「うん!!」


「あれ、スルー? 完全にスルーなの、ねぇ? ちょっと寂しいんだけど。聞こえてる?」


ジャックは安定の空気だった。




「しっかし、クエストなんてどうやって見つけるんだ?」


二人と別れたジャックは、独り町中をうろついていた。

漠然と歩き回っていても、クエストを見つけることは期待できないだろう。

もしも見つけられれば幸運だと思うべきだ。


そうなると、ジャックの取り得る選択は二つだった。


一つは、冒険者ギルドに行って、誰にでもできる簡単な依頼を探す。


もう一つは、今日は町の様子を確かめることにし、クエストは見つかったら幸運と思う程度で期待しない。


本来の目的からすれば後者の選択肢は論外だが、どちらにせよ町を見てまわるつもりだったので、早いか遅いかの違いだ。


「まずは西に行ってみるか」


この町は円形をしており、大きな川が北東から南西に向かって流れている。

町の入り口は南にあり、昨日行った職人街は南西だ。

今日行った中央広場を中心に、時計回りに見てまわることにした。




町の西部を歩きまわったが、どうも住宅街のようで人気がほとんどなかった。

時々、子供が遊んでいるのをみかけたが、どうも背景としての役割しかないらしく、話しかけても何も答えずに首をひねって逃げてしまう。

ようやく見つけた主婦らしきNPCを見つけて話を聞いてみると、住宅街は昼間はほとんど人がいないらしい。男達は仕事に出かけ、女達は家事をしていているため、北西部の市場に買い出しに行くとき以外は誰も外出しないのだという。


そこで今度は北西部に向かった。

北西部には住宅街で聞いたとおり市場があり、結構な数のNPCが買い物をしていた。

いくつかの店をのぞいてみたが、野菜や生活用品ばかりだった。冒険者向けの店が多い中央広場と違い、この町の住民向けの市場のようだ。


「あれ? あれは鷹尾先輩か?」


ジャックは偶然、見覚えのある顔を見つけた。

市場と中央広場の境界付近を流れる川の橋の上で、町民らしきNPCに向かって何かをまくし立てている少女がいた。

守人の友人グループの一人、鷹尾紗奈たかお さなだ。別名、守人のハーレム要員その二。ちなみにその一は音々である。命名は九郎。

九郎と同じ学校に通っているが、一年上の二年生なので直接の接点はない。

だが、フランス人のクウォーターだという話で、日本人離れした端正な美貌と見事な金髪、そしてなによりも学校一と噂される大きな胸で学校でも知らない人間はいないというほど目立つ美少女だ。

実際、時々通りがかるプレイヤー達が彼女の姿を見て鼻の下を伸ばしている。


彼女がまくし立てている相手はNPCだ。プレイヤーの初期装備ではなく、他の町民と同じ服装なので、まず間違いないだろう。

NPCに向かって何をまくしたてているの興味がわき、ジャックはそちらに向かった。


「ストーカー行為は犯罪よ!!」


最初に聞こえたのは、そんな糾弾だった。

よく見れば、鷹尾に問いつめれている男の傍に一人の少女がおろおろとしながら立っており、男から少女をかばうようにして厳しい顔をした青年が立っていた。


少女は男と同じような明らかにただの町民の格好だった。それに対し、少女を守るように立っている青年は明らかに仕立ての良い、上流階級の服装だった。


状況から考えて、ストーカーに狙われている少女を青年が守ろうとしているように見える。

実際、鷹尾はそう判断したのだろう。

必死に何か言い返そうとしている男を、聞く耳も持たずに一方的に糾弾している。


だが、相手はNPCである。まさかNPC間でストーカーをするなんてことがある訳がない。

まず間違いなく何かのイベントなのだが、鷹尾が相手の言い分を聞かずに一方的に糾弾しているせいで、イベントが進行しないようだ。


「どうしたんです。何かあったんですか?」


何かクエストが発生するかもしれないと期待したジャックは、下心を隠して間に割って入ろうとした。

その場の人間(含むNPC)の視線が突如現れたジャックに集まり、一瞬、場が静まる。




そして、その瞬間、システム音が鳴り響いた。




それも一つではなく二つ。ジャックと鷹尾からシステム音がなっていた。


それに気付いたジャックは慌ててメニューノートを取り出し、何が起きたのか確認しようとする。


それが致命的だった。


場が静まった瞬間に男が何かを言おうと身を乗り出したその時。


「邪魔しないで!! 女の敵は叩き潰す!!」


興奮した鷹尾が大きく腕を振り回し・・・


腕が顔面に当たりそうになった男が慌てて跳び退き・・・




男がジャックの体にぶつかった。




「・・・え?」


メニューノートに気を取られていたジャックは何が起きたかも分からずにあっさりと突き飛ばされた。

そしてジャックは・・・




橋の上から川に向かってダイブした。




「うげらおぼえらっ!!!」


いきなり川に落ちたジャックには泳ぐことなど不可能だった。

ご丁寧なことに、川の流れもきちんと流体力学のシミュレーションをしているのか、ジャックの体は流れに押されて木の葉のようにクルクルと回る。

おぼれながら必死に橋の上の鷹尾達に助けを求めるが、鷹尾は何が起きたのか理解できずに呆然となっており、NPC達はゼンマイの切れた人形のように不自然な形で動きを止めていた。


「おおおげあ!! おおぼえ!!」




「うぎえあごおごえがべあ・いぎ・・うごえ・・・あ・・・・・・」




ジャックは溺死した。


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