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転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第15章:薫風来たりて:燻製器と新たな宴

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第15章9節: 広場の燻製宴会

 ボルガンが私の小屋で燻製を肴に酒盛りを始めたという噂は、あっという間に村中に広まったらしい。気がつけば、私の小屋の前には、燻製の良い香りに誘われた村人たちが、わらわらと集まってきていた。


「おお、これが聖女様の新しいお料理か!」

「なんだ、この滋味深い味わいは! 今まで食べたことのない味だぞ!」

「酒にぴったりじゃないか! これはいくらでも酒が進む!」

「本当だ! おい、誰か、もっと酒を持ってこーい!」


 村人たちは、私が試作用に作った燻製を次々と口にし、ボルガンと同じように感嘆の声を上げ始めた。そして、誰かが「こんな美味いものは、みんなで楽しまなきゃ損だ!」と言い出したのをきっかけに、いつの間にか、村の広場で即席の燻製宴会が始まってしまった。


 男たちは持ち寄った酒を酌み交わし、女たちは燻製に合う簡単な料理(パンや茹で野菜など)を即興で作り始める。子供たちは、燻製ナッツや燻製卵を奪い合うように食べている。


 リリアとアリア(彼女は今日もグレイアムと共に村を訪れていた)も、村人たちに混じって、楽しそうに燻製を頬張っている。


「ハルカさん、この燻製、本当に美味しいね! 村のみんなも大喜びだよ!」

「ハルカお姉さま、このお魚の燻製、アリア、大好きですわ!」


 広場は、燻製の香りと、人々の笑い声、そして陽気な歌声で満たされている。まるで、数日前の私の帰還祝いの宴の再来のようだ。


 私はその喧騒の中心から少し離れた場所で、腕組みをしながら、その光景を眺めていた。


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