表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第15章:薫風来たりて:燻製器と新たな宴

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

155/163

第15章6節: 燻煙材の選定と最初の燻製

 燻製器は完成した。


 次に重要なのは、燻煙材、つまり煙を出すための木材チップだ。前世ではサクラ、リンゴ、ヒッコリー、ナラ、クルミなど、様々な種類の木材が使われていた。それぞれに特有の香りがあり、食材との相性も異なる。


 もちろん、この世界にサクラチップなど都合よく存在するはずもない。私はリリアとボルガンに相談し、この森で手に入る木材の中で、燻製に適したものがないか尋ねてみた。


「燻製……? 聞いたことのない調理法だな」


 ボルガンは首を捻ったが、リリアが「確か、あの、ちょっと甘い香りのする木があったよね! 実は食べられないけど、燃やすといい匂いがするって、じいちゃんが言ってた!」と思い出してくれた。


 早速、リリアの案内でその木(クルミに似た堅木だった)の枯れ枝をいくつか集め、細かくチップ状にする。乾燥も魔法で手早く済ませた。試しに少量燃やしてみると、確かに、燻製に適した、甘く芳醇な香りが立ち上る。これは期待できそうだ。


 最初の燻製対象として、私は先日手に入れた干し肉を選んだ。あの硬くて塩辛いだけの干し肉が、燻製によってどう変化するか。非常に興味深い実験だ。


 塩抜きして柔らかく戻した干し肉を、燻製器の網に乗せ、燻煙室でチップを燃やし始める。煙が勢いよく立ち上り、燻製室へと流れ込んでいく。温度を60~80℃程度(温燻)に保ちながら、数時間、じっくりと燻していく。


 小屋の周りには、燻製の独特の良い香りが漂い始め、集まっていた村人たちから、期待に満ちたどよめきが起こった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ