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転生エルフの天才美少女科学者、料理概念ゼロの世界で家庭料理無双始めました ~研究に集中したいだけなのに、飯テロ聖女と勘違いされて困ってます~  作者: 藍埜佑
第15章:薫風来たりて:燻製器と新たな宴

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第15章4節: 燻製器、製作開始!

「燻製器を作ろう」


 そういえば、この世界に来てから、まだ一度も燻製を食べていない。


 燻製。


 それは、食材を煙で燻すことで、独特の風味と香りを付け、同時に保存性をも高めるという、古来から伝わる調理法だ。肉、魚、チーズ、卵、ナッツ……実に様々な食材が燻製に適している。あの芳醇な煙の香りと、凝縮された旨味。考えただけで、唾液が湧き出てくる。


 燻製器の構造は、比較的単純だ。煙を発生させる「燻煙室」と、食材を置く「燻製室」、そしてそれらを繋ぐ煙道があればいい。熱燻、温燻、冷燻と、温度帯によって様々な燻製が可能だが、まずは基本的な温燻ができるものを作ってみよう。


 私は早速、設計図(というほどのものではないが、簡単な構造図)を木の板に描き、材料集めに取り掛かった。


 燻製室の本体は、大きめの木の樽(発酵樽の予備)を改造して使うことにした。気密性を高めるため、隙間には粘土を詰める。煙道は、竹筒を繋ぎ合わせればいいだろう。燻煙室は、小さな石窯のような構造で、薪や燻煙材を燃やすスペースを作る。


 カンカン、ギコギコ……。


 小屋の周りに、私の作業音が響き渡る。木を削り、石を積み、粘土を捏ねる。時折、魔法(簡単な接合や乾燥促進など)も使いながら、作業は順調に進んでいく。


 その様子を、いつの間にか集まってきた村人たちが、遠巻きに、しかし興味津々といった表情で眺めている。



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